結論

独学でプログラミングを学び、現在はSwitchから「野田ゲー」が発売されるまでになりました。

2020年のM-1グランプリで優勝した、マヂカルラブリーのボケを担当する野田クリスタルさん。

彼は自分のことを、ダウンタウン松本人志さんの生まれ変わりだと豪語しています。

芸人になる前から、松本さんへの憧れが非常に強く、

松本さんのような芸人になりたいと思ったことから、こういう風に思うようになったようです。

ちなみに松本さんからは、「面白いなぁ。アホだなぁ」などとお褒めの(?)言葉をかけてもらっていました。

学生時代、『学校へ行こう!』という番組の「お笑いインターハイ」という企画で、5,000人いた参加者の中で優勝を飾ります。

翌年には、ネット上の相方募集掲示板で知り合った相方と、「役満」というコンビを結成。

16歳にして吉本興行に所属するプロの芸人となり、M-1グランプリで3回戦に進出しました。

その後、しばらくはピン芸人として地下での活動が主になっていました。

今の相方である村上さんは、法政大学のお笑いサークル出身で、大学のお笑いに日本一決定戦で優勝した経歴も持っています。

2007年に大学を卒業し、それを期にプロの芸人になろうと相方を探していた時、知人から野田クリスタルさんを紹介してもらいました。

実は村上さんは、以前から野田さんのことを知っていて、「面白い」と評価していたそうです。

そして、「自分が突っ込んだらもっと面白いことになる」と思っていたのです。

こうして、2007年に『マヂカルラブリー』というコンビが誕生したのでした。

吉本に所属しながらも、事務所の芸人養成所に通うこともなく、インディーズでの時代が長い中で、

その芸人としての才能がM-1グランプリで優勝したことで、ついに開花したマヂカルラブリー。

しかし野田さんの方は、芸人とは別の才能も開花していたかもしれないのです。

今回はマヂカルラブリー野田さんの、芸人としてのエピソードというより、彼のもう1つの顔を中心にご紹介していきたいと思います。

野田クリスタル、もう1つの才能

野田さんは、ゲームクリエイターとしての顔も持っています。

ピン芸人の日本一を決めるR-1グランプリでは、自作のゲームの実況中継をネタに優勝していることもあり、

「野田ゲー」として話題になっています。

ゲームを作るにはプログラミングについて知っている必要がありますが、野田さんはなんと独学でプログラミングを学んだそうです。

また、芸人でありながらプログラミングのことを学び、ゲームクリエイターとしての顔も持つようになったきっかけも気になりますね。

これについて本人は、

「ライブで漫才以外に芸を披露する場があって、その時にゲームを出したら盛り上がるかと思い、頑張って作ってたら本当に作れてしまった」

と語っています。

「天才ではありません!天才と呼ばれるようになりたかった。そのために努力しました」

とも語っている野田さん。

R-1グランプリで優勝するネタを支えるほどのものですから、間違いなくその努力と才能は開花しているでしょう。

プログラミングを学び始めたのは25歳ごろで、芸人としてはまだそれほどブレイクし切れていない時でした。

時間を持て余すことも多く、一時はネットゲームにはまりすぎて「ネトゲ廃人」だと自称していた時もあったほどでした。

ゲームはあくまで趣味だったものの、世界が驚くようなゲームを作ってみたいという夢は、少なからず持っていた野田さん。

そして2021年4月には、Nintendo Switchから野田さんが企画した「スーパー野田ゲーPARTY」というゲームが発売されることに。


自身でプログラミングはしていないものの、芸人として初の試みとなりました。

「とてもシンプルで、ゲームに馴染みのない人でも気軽に楽しめる」

「その素朴さに1度プレイしたらハマってしまいそう!」

「1,000円とリーズナブルだからお手軽気分で楽しめる」

「パーティー感覚で比較的短時間で楽しめる」

などと評判のようです。

ちなみにこのゲーム、野田さんが憧れる松本人志さんにも番組の中でプレイしてもらったところ、

他の共演者と共にとても盛り上がり、「超おもしろい」と絶賛しています。

芸人として売れ、ゲームクリエイターとしての顔も持つようになった野田さんは、今後の展望として

「芸人としては程よく売れて、あとはゲームをして暮らしたい」とコメントしています。

野田クリスタルのパーソナルジム

芸人としてのみならず、ゲームクリエイターとしての才能も開花させた野田クリスタルさん。

そんな野田さんは、筋トレも趣味としています。

M-1グランプリで優勝したあと、所属する吉本興業の社長と話す機会があり、その時に

「吉本の芸人が教えるジムを作るのはどうですか?」と直談判。

二つ返事でOKをもらえ、トントン拍子に話が進みました。

そうしてできたのが、『クリスタルジム』。

野田クリスタルさんやおばたのお兄さんなど、よしもとの筋肉芸人たちがトレーナーとしてサポートしてくれるジムです。

野田さんいわく、「自分が自由にトレーニングできるジムが欲しかった」とのこと。

クリスタルジム設立の話は、野田クリスタルさんが強く憧れている松本人志さんの耳にも届き、

世界情勢が落ち着いたら一緒にトレーニングをする約束をしてもらったそうです。

自分のジムで、憧れの人と一緒にトレーニングできる日が楽しみですね。

まとめ

「仕事が上手くいかない時やしんどい時はどうしていますか?」

という質問に対し、野田さんはこんな答えを返しています。

「しんどい時はどうしたってしんどい。現実逃避をしても、その原因がなくなるまでは解消しないと思うので、ひたすらやり続けるしかないと思っています。でも、遊び心を持つためにゲーム感覚に切り替えて、『俺はこの状況をどう捌けるかゲーム!』をやっていると考えるのはオススメです。自分を客観視もできる」


プログラミングを独学で学び、ゲームクリエイターの顔も持つようになった野田さんが、こうしてゲームと絡めて人生論を話すと、説得力を感じます。

今後芸人としても、そしてゲームクリエイターとしても、マヂカルラブリーの野田クリスタルさんがますます活躍することを期待したいですね。