海外で活躍するサッカー選手には、タトゥーを入れている選手が多いようですね。アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手には、サクラダファミリアやイエス・キリストなどのタトゥーが体の至る所に彫られています。実際の画像については、こちらをご覧ください。

 しかし、そのメッシ選手を上回るほどのタトゥーを体に彫っているのが、ブラジル代表のネイマール選手です。驚くことに彼の体に彫られているタトゥーは、20個以上にも及ぶと言います。そして、それら1つ1つには意味が込められているようです。

プロフィール

本名 : ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール(Neymar da Silva Santos Junior)
国籍 : ブラジル
生年月日 : 1992年2月5日(26歳)
出身地 : モジ・ダス・クルーゼス
身長 /体重 : 174cm/68kg
在籍チーム : パリ・サンジェルマンFC
ポジション : FW
背番号 : 10
利き足 : 右足

出場大会

2009年 : U-17ブラジル代表 FIFA U-17ワールドカップ(グループ敗退)
2011年 : U-20ブラジル代表 南米ユース選手権(優勝)
2012年 : U-23ブラジル代表 ロンドンオリンピック(銀メダル)
2016年 : リオデジャネイロオリンピック・オーバーエイジ枠での出場(金メダル)

ブラジル代表

2011年 : コパ・アメリカ2011(ベスト8)
2013年 : FIFAコンフェデレーションズカップ2013(優勝)
2014年 : 2014FIFAワールドカップ(4位)
2015年 : コパ・アメリカ2015(ベスト8)
2018年 : 2018FIFAワールドカップ(ベスト8)

 

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 サンパウロ州のモジ・ダス・クルーゼスで、一男一女の長子として生まれたネイマール選手は、サッカー選手の父親の影響もあって幼い頃からフットサルとストリートサッカーに夢中でした。1999年にポルトゥゲーザ・サンチェスタのユースクラブ入団を経て、2003年にサントスFCのユースクラブに移籍します。

 15歳の時にはすでに月1万レアルの収入を得ており、17歳でプロ契約を交わしサントスのトップチームに昇格。スポンサー契約も得ることになります。ロンドンオリンピックではチームの銀メダル獲得に大きく貢献し、リオデジャネイロオリンピックではブラジルの初優勝に大きく貢献しました。

 2017年には世界の最も有名なアスリート100人の中の6位に選出され、サッカー選手としてはクリスティアーノ・ロナウド選手、リオネル・メッシ選手に次ぐ第3位となっています。

タトゥーの意味

 世界的に人気なサッカー選手であるネイマール選手の体には、数多くのタトゥーが施されています。その数、なんと20個以上と言うのですから驚きますね。しかもその全てには、しっかり意味が込められていると言います。まず首には、『Tudo passa』の文字が刻まれています。

 

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 これは、『全てが過ぎ去る』という意味の言葉です。また反対側の首には、ローマ数字の『4』が刻まれています。指には『王冠』の絵柄が施されていますが、これは過去にお付き合いしていた彼女との交際中に入れたものだとされます。


 肩には、妹のラファエラさんのために入れたタトゥーがあります。イタリア語で妹という意味の、『gorella』という文字が彫ってあります。その文字の下の絵柄はダイアモンドでしょうか?腕には、息子のダヴィ・ルーカ君のために入れたタトゥーがあります。

 

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 王冠に息子の名前である『Davi Lucca』の文字が刻み込まれているのがそれに当たります。腕の十字架{Corintios(コリント)vericulos(節)24:27}は、聖書から引用したものです。手首にあるものは母ナジーニさんとラファエラさんのために施したタトゥーで、『Nadine&Rafaela』と2人の名前が彫ってあるのです。

 背中には英語で『Blessed』の文字があります。これは「神のご加護を」という意味なのだそうです。左足のふくらはぎにあるサッカーボールを抱える少年の絵は、夢を追いかける少年時代のネイマール選手自身を表したものです。彼の体に刻まれたタトゥーはまだまだたくさんありますが、そのどれもが彼自身の夢や信念、家族愛に包まれたものばかりなのでした。

最新のタトゥー画像

 体中に無数のタトゥーを刻み込んでいるネイマール選手ですが、彼はまだ満ち足りないものがあったのでしょうか?2018年の今年、背中にまた新しいタトゥーを入れました。

 それは、背中の上部を埋め尽くすように入れたスーパーヒーロー、スパイダーマンとバットマンのデザインでした。これについては、「好きなキャラクターだから彫った」と言っているようです。この新しいタトゥーには、「輝いて見える」「素敵なデザイン」と賛成するファンの声もありました。

 しかし一方で、「これはなんだ?このデザインには意味がない」「ネイマールはいつだってガキ」と言うような批判の声もありました。最終的には、ポーカーを楽しみながらタトゥーを入れるとは流石に大物だ、という意見に集約されたようです。

妹とタトゥー

 先ほどネイマール選手の体には、妹さんの名前やイタリア語で妹という意味の『gorella』という文字が彫ってあると言いましたが、妹さんに関するタトゥーはこれだけではありませんでした。実は彼の右腕に大きく描かれた女性の顔も、妹さんの顔なのです。

 家族思いのネイマール選手は、4歳年下のラファエラさんのことをとても愛しているのです。妹さんも、愛する兄であるネイマール選手の眼を左腕に彫っているそうです。家族思いのネイマール選手にしてみれば当たり前のことなのかもしれません。しかし、少々やりすぎの感も否めないですね。

 これほどの美しい愛情で結ばれている兄妹が羨ましくもあります。また、妹さんの顔の下にある『眼』は、父親の眼だそうです。ネイマール選手は、試合中もこうして家族に見守られているのですね。

 今後も家族に何か嬉しいことが起こるたびにタトゥーは増え続けていくのでしょう。ネイマール選手にとって体に刻まれたタトゥーは家族や自身の歴史そのもののようです。