結論

奥様のことを溺愛している一方で、家事をほぼ全て請け負うことで主婦の気持ちに寄り添うこともできるようになりました。

芸能界きってのイクメンとされる、つるの剛士さん。

5人の子供の父親であり、育児にとても積極的なエピソードがたくさんあります。

最近では男性が育児に参加することも増えてましたが、まだまだ少ないのも事実。

全国のお父さんは、ぜひ今回ご紹介するつるのさんのエピソードを見てみましょう。

奥様との出会い

奥様は元スタイリストで、2人は2003年に結婚するのですが、実は一度つるのさんはフラれているのです。

奥様に一目惚れしたつるのさんは、出会ったその日のうちに食事に誘い、その日に告白したそうです。

しかし、その時お付き合いをしてる方がいた奥様は、お断りしています。

断られながらも諦められなかったつるのさんは、猛アタックを続けました。

その結果、お付き合いすることになったそうです。

そして、交際からわずか3ヶ月というスピード婚を果たしました。

当初すでに奥様が妊娠していた為、結婚式は挙げずに月日が立ってから挙げています。

つるのさんは奥様を綺麗だと度々話しており、「昔よりも今の方が好き」と断言するほど。


また、あるバラエティ番組に出演の事前取材にて、「妻に是非不貞をして欲しい」と回答していたことも。

つるのさん曰く、「不貞するほど綺麗でいてほしい」という意味なのだそうです。

万が一不貞された場合は「興奮しますね」とも発言しています。

他にも、携帯電話の待受画面が奥様とのツーショットである事や、奥様の洋服の匂いを嗅ぐことが大好きな事も紹介されています。

一連のお話に、共演していたダウンタウンの松本人志さんは、

「ただの愛妻家ではない。ド変態」と言い放つのでした。

また、インタビューでイクメンについて触れられると、つるのさんは自身のことを

「イクメンではなくオクメンだ」と公言しており、子どもではなく奥様を第一に優先するそうです。

つるの剛士さんが奥様を本当に大切に思い、愛しているということは間違いないようですね。

育児休暇

つるの剛士さんがイクメンだというイメージを強く押し上げたのが、育休宣言をしたことでしょう。

2009年という人気絶頂の時に、いきなり「育児休暇をとります」と宣言しました。

この頃のつるのさんといえば、バラエティ番組

『クイズヘキサゴン』で大人気になり、ヘキサゴンから始まったユニット『羞恥心』が大ヒット。

とにかく忙しい時期だったのは間違いありません。

そんなとき、つるのさんは『ベストファーザー賞』を受賞したのですが、その授賞式の場でいきなり

「育児休暇取得宣言」をしたのです。

しかもつるのさん、この時は事務所にも相談せず、育児休暇を取得すると宣言してしまったそうです。

理由は、「相談すると反対されるから」。

この宣言に対し、周りからは「戻ってくるところないよ」などと言われたとのこと。

2009年頃は、男性が育児休暇をとることなど、ほとんどありませんでした。

そもそも男性が取れるものではなく、女性のための制度というイメージが強かった時代だったと思います。

率先して育児休暇を取得したことで、イクメンのイメージが強くなったつるのさんですが、ご本人いわく

「イクメンじゃなかったから育児休暇をとった」とのこと。

つるのさんは4人目、そして5人目のときの計2回育児休暇を取得しています。

主婦の気持ち

つるのさんは育児休暇中、子守り以外の全ての家事を引き受けていたそうです。

朝は5時半に起きて、小中学生の子供たちのお弁当と全員の朝ごはん作り。

娘さんたちの髪の毛を縛り、学校に送り出したら家事を行い、子供たちが帰れば習い事への送り迎え。

もちろん、夕飯の支度と片付けもしていました。

最初のうちは新鮮で、早起きも食事の支度も楽しかったそうですが、2週間ほど経つころには

「キツい」と思うようになったそうです。

毎日同じことを繰り返していて1日がとても短く感じ、何より誰にも評価されないことがツラかったとのこと。


外で仕事をしていれば、誰かに

「お疲れ様」「良かったよ」

などと評価してもらえますが、主婦の仕事は誰も褒めてくれないことを痛感したそうです。

今までは、主婦がお弁当の写真をSNSに投稿する理由が分からなかったものの、

自分が育児休暇をとって主婦の仕事を代わりにやるようになってから、

その気持ちがわかるようになったのだとか。

主婦の仕事は誰にも褒めてもらえず、誰にも認めてもらえず、感謝されることもありません。

だからこそSNSに投稿して、評価してもらいたいのでしょう。

つるのさん自身も、育児休暇中は作ったお弁当の写真をSNSによく投稿していました。

「イクメン」という言葉

つるの剛士さん曰く、自分がイクメンと呼ばれることはもちろん、

『イクメン』という言葉そのものにも不満や違和感を覚えているそうです。

「『イクメン』と呼ばれたくて育児をしているわけじゃない。父親として当たり前のことをしてるだけ」

と語っています。

イクメンという言葉は、

「育児は女性が中心になってやるもの」という固定概念があるからこそ生まれた言葉と考えられます。

男性が積極的に育児をすれば

「イクメン」とはやし立てられるものの、女性が育児をしても世間は何も言いません。

むしろパートナーがイクメンだと、「育児をサボれていいよね」なんて言う人もいるとされます。

イクメンという言葉があるからこそ、男性が育児に参加することが特別視されているのかもしれません。

いつの日か、「イクメン」という言葉がいい意味で死語になると良いかもしれませんね。

塾通い

つるの剛士さんは『クイズ!ヘキサゴン』で、おバカキャラとしてブレイクしました。

ヘキサゴンでは、漢字や英単語は読めないし書けない、計算もできないというおバカっぷりを発揮していました。

そんなつるのさんですが、長男が中学生の頃に塾に通うことになった際、

「子供にだけ勉強しろとは言えない」として、子供と一緒に塾に通ったそうです。

よく、子供からの不満として

「大人は口だけ」というのを良く聞きますが、つるのさんはそうなるのが嫌だったのでしょう。

一緒に勉強をすることで、分かり合えることもあるはずです。

また、近年の御時世によって外出自粛が求められ、学校が休校になった時には、子供と一緒に塾の授業動画を見て勉強をしていたそうです。

ヘキサゴン時代のおバカキャラの面影は、もう一切残っていないでしょう。

家族サービス

つるのさんは、家族サービスも忘れません。

芸能人という不規則な生活になりがちな仕事をしているにも関わらず、家族のことを第一に考えているつるのさん。

毎年ゴールデンウィークには伊豆に行き、同じ公園の同じ場所で

「子供たちの鯉のぼり写真」を撮っていました。

しかし、2020年は世界情勢によってで外出自粛が求められていたため、伊豆ではなく自宅前の空き地で撮影。

長男は留学中のためいませんでしたが、毎年家族で思い出作りをしてるところも、本当にいいお父さんという感じがします。

家族で色々なところに遊びに行ったり、登山をしたりなど、家族と過ごす時間を何よりも大切にしているつるのさん。

SNSも子供との写真ばかりですし、子供が好きなこと、そして家族を大切にしていることがあらゆるところから伝わってきますね。

まとめ

つるの剛士さんの、イクメンエピソードを紹介しました。

芸能界きってのイクメンとして知られていますが、自身は

『イクメン』と呼ばれることに違和感を覚えているとのこと。

これにはとても考えさせられました。

子煩悩で育児にも積極的に関わり、理想の父親と言っても過言ではないつるのさん。

今後も子育て、そして仕事にまい進していく姿を応援していきたいと思います。