結論

ライブハウスでMV撮影をしていたほか、別のライブイベントにも足を運んでおり、そちらでは宮藤さん以外にコロナウイルスに感染した人が出ています。

NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』などを手掛けた脚本家の宮藤官九郎さんが、新型コロナウイルスに感染していたことが明らかに。

このほかにも、有名人の感染が続々と報じられ、ますますコロナウイルスの怖さを感じる日々が続きます。

そんな中で宮藤さんの感染経路や原因が、ライブハウスでのミュージックビデオ撮影なのではないかと言われています。

クドカンのコロナ感染について、詳しく見ていきましょう。

プロフィール

宮藤官九郎さんは、1970年7月19日生まれの宮城県出身です。

日本大学芸術学部に進学するも中退し、松尾スズキさんが主宰する劇団「大人計画」に演出助手として所属します。

その後、バラエティ番組の構成作家として活動を開始。

大人計画の部分公演の作、演出も務めるようになり、1996年から自身の公演を「ウーマンリブ」と名付けています。


1995年に阿部サダヲさん、村杉蝉之介さんと3名で「グループ魂」を結成。

2005年には「君にジュースを買ってあげる❤️」で第56回NHK紅白歌合戦にも出場しました。

2000年に放送された「池袋ウエストゲートパーク」で脚本を担当し、ドラマが高視聴率を記録したことでクドカン の名は一気に知れ渡るように。

以後、「木更津キャッツアイ」「タイガー&ドラゴン」などで、人気脚本家の仲間入りを果たします。

その後、数々の作品賞・脚本賞を受賞しています。

コロナウイルスに感染!

2020年3月31日、所属事務所はホームページを通じて宮藤さんが新型コロナウイルスに感染したことを発表しました。

宮藤さんはラジオ番組を欠席し、腎盂炎の治療をしていたところ、コロナウイスに感染していたことが判明したということです。

宮藤さんは、「『まさか自分が?』と過信していました。罹った今も『なんで自分が?』と信じられない気持ちです」とコメント。

腎盂炎の鈍痛も消えて、これから芝居に取り掛かろうとした矢先だったそうです。

4月に上演する自身の作・演出の舞台、「もうがまんできない」の東京公演を開幕する予定でした。

当初、4月2日の予定が新型コロナの感染拡大防止のため、12日までの一部公演中止が発表されていました。

そのため、5月3日まで上演期間中の再開を目指していました。


しかし宮藤さんのコロナ感染を受けて、今後の状況によっては全公演中止も考えられるとのこと。

宮藤さんはコメントの中で、「チケットを買ってくださった皆様にも、役者、スタッフにも、家族にも、悲しい思いをさせてしまい、本当に申し訳ございません」と謝罪しました。

今のところ症状は発熱のみで、風邪や肺炎のような症状はないようです。

症状は軽症のようですが、それでも新型コロナの威力は侮れません。

「少しでも早く元気な姿をお見せできるよう、治療に専念します」とご本人がコメントしているようにしっかりと治療し、1日も早い回復を望みます。

ネットでは宮藤さんの「まさか自分が」「なんで自分が?」というコメントが注目され、その率直なコメントに「自分は大丈夫」と油断している若者たちへ、警鐘を鳴らしたものだと受け取っているようです。

あえての「まさか自分が」のコメントに感謝し、もう他人事ではないんだと自覚した人もいるようです。

ライブハウスでのMV収録が原因?

益々勢いを増す新型コロナウイルスですが、宮藤さんはどこで感染したのでしょう。

宮藤さんの感染経路として挙げられているのが、ライブハウスのイベントです。

宮藤さんは3月22日、都内のライブハウスで自身がギターを担当するロックバンド「グループ魂」のミュージックビデオの撮影を行なっていました。

関係者によると人気バンドも共演し、会場内にエキストラを入れて密集状態だったそうです。

所属事務所は参加者全員を検温し、マスクを配り、入り口ではアルコール消毒を徹底していたとのこと。

また、1曲ごとにエキストラを外に出して換気し、万全の大勢で臨んだと説明しています。

所属事務所は、「MVの撮影は宮藤の発症前であったため、出演者とスタッフに関しては濃厚接触者にはあたらず感染の心配はないとの保健所の見解を得ております」としています。

なので、MV関係者は濃厚接触者とはならないようです。


また、宮藤さんは3月20日にもライブハウスに出かけています。

東京にある「LOFT HEAVEN」で開催された、「大衆キャバレー・ニューヤナギヤ」という柳家睦さんのライブです。

このライブの出演者では、宮藤さん以外に新型コロナウイルス感染者が出ているのです。

LOFT HEAVENの公式サイトで、「重要なお知らせ」としてこのことを報告。

「このような事態になってしまったことを、みなさまに深くお詫びします」と謝罪しています。

現在保健所の指導の元、LOFT HEAVENは休業していますが、実際に感染者が出演者の中にいたということは、その時居合わせた人々も感染の危険があるわけです。

宮藤さんの感染経路は完全には明らかになっていませんが、この2つのライブハウスのどちらかで感染した可能性が高そうです。

不要不急の外出の自粛が叫ばれている中、密集度が高い場所への外出はやはり控えるべきですね。

幸い宮藤さんは順調に治療が進んでいるようで、一安心です。

元気に現場復帰する日が、1日も早く来て欲しいですね。