結論

小学生時代にはすでに最速120km/hを記録し、中学生の時にはあまりの打球の速さから「絶対にピッチャーライナーを打つな」とまで言われていたほどでした。

投げては160km/h台を連発し、打っては野球の最高峰、アメリカのメジャーリーグで2021年5月時点でホームラン王になっているなど、

野球好きな人であれば誰もが羨む二刀流の活躍をしている、メジャーリーガーの大谷翔平選手。

彼の神がかった活躍は、過去のエピソードを振り返ってみると、必然と思えるかもしれません。

1994年生まれ、岩手県奥州市出身の大谷選手。

高校は地元の花巻東高校に進学。

先輩には、同じくメジャーの舞台でプレーする菊池雄星投手がいます。

高校生の時点で160km/h台を連発するなど、その才能はプロ入り前から注目されていました。


2012年のドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズに1位指名で入団。

当初は日本のプロ野球ではなく、直接メジャーリーグに進むとも言われていましたが、ファイターズでは投手と打者の「二刀流」でプレーしていくことに。

2014年、投げてはシーズン11勝、打ってはシーズン10本塁打と、日本のプロ野球史上初の

「二桁勝利と二桁本塁打を同時に達成した選手」になります。

さらに2016年には、やはり日本のプロ野球史上初となる、投手と打者の両部門でベストナインをダブル受賞。

なおこの年、投手として日本人最速記録となる165km/hを記録しました。

2018年から、アメリカメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに移籍し、日本人史上4人目の新人王を受賞。

歴代日本人の新人王には、1995年にロサンゼルス・ドジャースに所属していた野茂英雄投手、

2000年にシアトル・マリナーズに所属していた佐々木主浩投手、2001年に同じくマリナーズに所属していたイチロー選手。

実に17年ぶりの日本人新人王となります。

これまでに松坂大輔投手、上原浩治投手、ダルビッシュ有投手、田中将大投手、前田健太投手など、

日本を代表する選手がメジャーリーグに挑戦していますが、その中でも新人王に輝いたのは4人だけで、実に17年ぶりというのは素晴らしいの一言ですね。

海外での反応

一言でまとめると、「大谷愛で大盛り上がり」といったところ。

例えば、メッツの投手で実際に大谷選手と対戦したマーカス・ストローマン投手は、大谷選手について

「人間の形をした神話上の伝説」と評しています。

さらにストローマン投手は、対戦以外でも大谷選手の試合結果が気になり、日々スマホでチェックしているのだとか。

大谷選手は、世界のトッププロの選手たちをも魅了しているようです。

他にも現地のネット上では、次のような声が上がっています。

・大谷は「エイリアン」
・地球上で最強の人間
・エンゼルスからアベンジャーズに移籍したほうがいい。
・大谷翔平の母親よ!彼に食べさせたスーパーフードは何ですか?

子供の頃のエピソード

やはり子供の頃から、超人的なエピソードをたくさん持っていたようです。

まず、小学生時代から120km/hもの球速を出す剛腕投手でした。

小学生の平均球速は大体90km/hと言われるので、対戦相手からしてみれば目で捉えるのも難しかったのではないでしょうか?

実際その圧倒的な球の速さで、リトルリーグの東北大会決勝では17奪三振を記録しています。

また、大谷選手の母親はバトミントンの国体選手だったのですが、そんな一流のアスリートの練習にもついていけていたそうです。

野球のみならず、他のスポーツでもそのアスリート能力が遺憾無く発揮されていたようです。

さらにバトミントンだけでなく、小学2年生から5年生までは水泳も習っており、大会で数々の数々の賞状をもらっていたそうです。

中学になってからも、その怪物ぶりはとどまるところを知りません。

中学1年の時、合宿の最中にホームランを打ったのですが、その打球は120m先にある信号機を壊してしまうほどのものでした。

あまりにも規格外の飛距離を飛ばし過ぎてしまうことから、監督に

「ボールがなくなるからコントロールして打て」と言われていたのだとか。

こうした指示を受けて打撃が縮こまるどころか、この指示によってただ飛ばすだけでなく、狙った方向に打球を飛ばすバットコントロールも身についたそうです。

またこれと同時に、「絶対にピッチャーライナーを打つな」とも言われていました。

中学生離れした打球を放つため、その打球がそのままピッチャーに向かうと、相手投手に大怪我をさせてしまう恐れがあったからです。

文字通り、破壊力抜群の打球をこうして子供の頃から打っていたのですね。

非凡な才能に恵まれていたようです。

まとめ

子供の頃から数々の怪物エピソードを持ち、高校生の時点でトッププロと互角に渡り合うくらいの球速を出し、

今や日本を飛び越え世界最高峰の野球の舞台で活躍する大谷翔平選手。

メジャーリーグに移籍して以降、怪我で苦しんだ時期もありましたが、

2021年5月現在ではメジャーでホームラン王に輝くなど、再びその怪物ぶりを遺憾無く発揮しています。

大谷選手がこのままホームラン王に輝けるのかどうかは、今後も注目すべき点でしょう。


日本で数々の記録的なホームランを打った松井秀喜選手でさえ、メジャーではホームラン王を取れませんでした。

それどころか、日本人がメジャーでホームラン王になるのはほぼ無理とすら言われていました。

そんな定説を、今大谷選手は破ろうとしているのです。

彼の更なる活躍に、ますます期待が高まりますね。