未亡人朱美ちゃんのネタを封印したことで、需要がなくなったりトークが面白くないという一面が露呈したことが、消えた理由だと考えられています。
日本エレキテル連合というお笑いコンビをご存知でしょうか?
「ダメよ~ダメダメ」というセリフが大ブームとなり、2014年の流行語大賞にも選出されましたが、
その翌年から徐々にメディアへの登場が減っていき、ついにはほとんどその姿を見なくなりました。
日本エレキテル連合に何があったのでしょうか?
日本エレキテル連合
日本エレキテル連合は、橋本小雪と中野聡子の女性お笑いコンビとして活動しています。
橋本小雪は1984年11月13日生まれで、2023年1月時点で38歳です。
コント「未亡人朱美ちゃん」では朱美ちゃんを担当しています。
そして中野聡子は1983年11月12日生まれで、2023年1月時点で39歳。
ネタ作りを担当しています。
2007年11月にコンビを結成。
ニューウォッチ酒場に遊びに行ったら黒田勇樹さんにお会いできた!
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まだ人気がなかった頃にはコント用の衣装にお金をかけすぎてしまい、膨大な借金をしたこともあるようです。
大阪をメインに活動していましたが、2010年から東京に活動の場を移します。
そして2013年と2014年にはキングオブコントに出場し、準決勝まで進出しています。
同時期にはYouTubeチャンネルも開設し、様々なメディアに登場しながら知名度を上げていき、
2014年にはコント「未亡人朱美ちゃん」のセリフで出た
「ダメよ〜ダメダメ」が流行語大賞に選ばれています。
消えた理由
順風満帆とも言える芸能活動でしたが、程なくしてメディアへの登場が一気に減ったのです。
その理由として、流行語大賞にも選出された「ダメよ〜ダメダメ」が大きく関係しているようです。
このセリフで大ブレイクした日本エレキテル連合は、一発屋で終わりたくないという思いから
「ダメよ〜ダメダメ」を封印してしまったのです。
「朱美ちゃん」ネタのコントは、まさに日本エレキテル連合がブレイクした大切なものでした。
しかし、こうした芸人の多くが一発屋として姿を消していたため、危機感を覚えた日本エレキテル連合は自ら封印したのでしょう。
また彼女らは他のネタにも自信があったことから、このネタを使わなくても人気は維持できるとも思っていたようです。
しかし、どうやら世間が求めていたのは日本エレキテル連合の
「ダメよ〜ダメダメ」だったようで、封印したことにより彼女らの需要は一気に落ちたと考えられます。
流行語大賞を受賞したお笑い芸人は一発屋になる、というジンクスもあったようです。
そうしたジンクスを断ち切るために、日本エレキテル連合は違うネタへと大きく舵を切ったようですが、そう上手くはいきませんでした。
ただし先ほども解説したように、視聴者は「ダメよ〜ダメダメ」のネタを間違いなく待っていました。
日本エレキテル連合としては、「あのキャラはもう使いたくないのに…」という思いだったでしょう。
そして日本エレキテル連合が消えた理由は、どうやらこれだけではなかったようです。
彼女らが所属している事務所は「タイタン」ですが、この事務所は爆笑問題の太田光さんの奥さんが社長を務めていることで知られています。
そのタイタンがテレビ局に、日本エレキテル連合のギャラを上げて欲しいという要望をしたのです。
日本エレキテル連合のギャラは一般的な芸人と同じで、一回の出演が7万円から10万円ほどと言われています。しかしタイタンの太田社長は、彼女らのギャラを20万円にして欲しいとテレビ局に申し入れたと言われています。
一回の出演のギャラが20万円となると、ハリセンボンクラスのお笑い芸人と言われています。
しかもタイタンの太田社長は、
「朱美ちゃん」ネタのスタイルではなく素顔での出演をするともテレビ局に伝えたようなのです。
ギャラを上げる交渉だけでなく、
視聴率が稼げる「朱美ちゃん」のキャラも使わないとなると、
テレビ局にとってかなり不利な条件になることは間違いないでしょう。
こうした申し入れを受け入れるわけにはいかなかったテレビ局は、徐々に日本エレキテル連合を使わなくなっていったと思われます。
オファー自体もどんどんと減っていった日本エレキテル連合ですが、彼女たちが消えた理由はまだあるようです。
彼女らは「ダメよ〜ダメダメ」を封印した後、しばらくはトーク番組に出演していました。
しかし、彼女らのトークは単刀直入に言って面白くなかったのです。
素の日本エレキテル連合は面白くないと言うレッテルが付いたことも、消えた理由だと思われます。
なお中野聡子は、素が面白くないことを自覚していたようです。
そして、「だからこそキャラになりきって笑わせるしかない」とも語っています。
イメージ通りに芸人として成長しない日本エレキテル連合は、
「朱美ちゃん」以外にもさまざまなキャラになりきってメディアに登場しましたが、成功はしていないようです。
まとめ
日本エレキテル連合がメディアから姿を消した理由は、彼女らが
「朱美ちゃん」ネタをやめたからという理由で間違いないかもしれません。
2015年頃から一気に仕事は減っていき、日本エレキテル連合をテレビで見かけることはほとんどなくなりました。
しかし、日本エレキテル連合は完全に消えたわけではないようです。
どうやら単独ライブを頻繁に開催したり、YouTubeでの配信などにより最近は少しずつ人気を取り戻しているようです。
とくに若い年齢層からの指示を得ているので、今後日本エレキテル連合をメディアで見かけることが増えるかもしれません。