「ヤホオで調べたんですが」「Yahoo!(ヤフー)だろ」と言ったような、読み間違いのボケでブレイクしたナイツ。2003年の『漫才新人大賞』を皮切りに数々の新人賞や大賞を獲得するなど、実力のあるお笑いコンビです。また芸人のはなわさんは、メンバーの塙宜之さんの実兄でもありますね。

 そんな彼らに、創価学会員にまつわる噂が囁かれているようです。何やら彼らの漫才のネタに、創価学会を批判するものがあるというのです。一体どう言うことでしょうか?彼らの信仰と漫才ネタについて、探ってみることにしましょう。

プロフィール

 ともに創価大学の落語研究会出身で、塙さんが卒業した2000年の4月に4年生だった土屋さんを誘ってコンビが結成されました。偶然2人の名前が「のぶゆき」だったことからコンビ名を「Wノブユキ」とする予定だったのですが、「wけんじ」の弟子と勘違いされると思い、コンビ名を「ナイツ」としました。

 漫才師としては内海桂子師匠に、落語芸術協会では三遊亭小遊三師匠に師事しています。コンビ結成直後に塙さんがバイク事故で大腿骨を骨折し1年間歩けなくなるなど、順調な滑り出しとはならなかったものの次第に頭角を現し、2010年11月には漫才協会の真打にまで昇進しています。

創価学会ネタ

 前述の通り2人とも創価大学出身ということから、創価学会と深く関りを持っているとされています。塙さんは「練馬・江古田正義本部」の男子部本部長、土屋さんも「中野・野方部」の男子部部長と、2人そろって創価学会の要職についているとのこと。

 特に塙さんは、一家を挙げての信者なのだそうです。学会を支持母体とする公明党の応援活動にも、力を入れていると言われています。ネタの中にもそのことをうかがえるものがあります。

 公明党所属の議員である竹谷とし子さんの事をネタにしたり、公明党を応援する動画にも出演しています。「ナイツPresentsがんばれ!!公明党!!」などは、完全な公明党のコマーシャル動画といえるでしょう。

 学会員はこれを素晴らしいと喜ぶ方も多いようですが、そうでないファンにとってはちょっと応援をためらってしまうかもしれないですね。ナイツのお2人が、いかに布教活動に熱心かということがよくわかる漫才です。

学会を批判!?

 一方で、ナイツが創価学会をネタの中で批判しているという噂もあります。塙さんが神社にお参りに行っている、という内容の漫才を披露したことがあります。またネタの中で、「南無阿弥陀仏」と言う場面もありました。どちらも学会員の間では、普通は考えられないことのようです。

 創価学会は異なる宗教を排除する傾向にあり、神社などには行かない人が多いのです。唱えるお題目も、「南無妙法蓮華経」です。いくらネタの中でも、違うお題目を唱えるということはありえないことだとされても不自然ではありませんね。

 こうしたことから、ナイツが暗に創価学会を批判しているのではないかという噂が広まったようです。しかし、実際に批判的であるというような事実はないようです。ナイツのお2人は根っからの会員で、それを隠しているそぶりもありません。信仰とお笑いを別に考えているのかもしれませんね。

 創価学会の会員だからとお笑いネタにまで信仰心を多く取り入れると、一般のファンがついていけなくなることも考えられます。そこで初詣のネタを入れる時には、神社の風景も入れるということなのではないでしょうか?そのほうが自然かもしれませんね。

 宗教の自由があるので、お2人が創価学会員だからと言って何も嫌うこともありません。彼らの漫才が好きなら素直に楽しめば良いでしょう。これからも面白いネタをどんどん発表して、多くの人を楽しませて欲しいですね。