須藤元気さんと言えば、格闘家として有名ですが映画俳優や歌手としても活躍し、また書家として各書道展で入選を果たしてもいる多才な才能の持ち主です。他にも英会話学校を立ち上げたり、ソムリエの資格を持っていたりと、幾つもの才能を謳歌していて羨ましい限りですね。

 そんな彼の体には、昔から立派なタトゥーが彫られていると評判です。格闘家として活躍していた頃から、彼のそれはかっこ良いと話題になっていました。どんなタトゥーが彫られていて、どんな意味が込められているのかご紹介いたします。

プロフィール

通称 : 変幻自在のトリックスター
生年月日 : 1978年3月8日(40歳)
出身地 : 東京都江東区
身長 : 175cm
体重 : 70kg
所属 : ビバリーヒルズ柔術クラブ
階級 : ライト級

テレビドラマ

2004年 : テレビ朝日『スカイハイ2』
2009年 : テレビ朝日『メイド刑事』

映画

2002年 : ,凶気の桜
2005年 : フライ,ダディ,フライ
2005年 : 鳶がクルリと
2008年 : R246 STORY「ありふれた帰省」
2010年 : 仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ
2012年 : るろうに剣心

CM

ノバルティスファーマ『ラミシールプラス』
ユニクロ
日本コカ・コーラ『ジョージア』
江崎グリコ『ウォーターリングキスミント』
EDWIN
Reebok

 関東第一高等学校に在学していた時に、レスリングを始めます。拓殖大学に進学すると全日本ジュニアオリンピックでの優勝を果たし、世界ジュニア選手権に出場しました。

 大学卒業後はロサンゼルスのビバリーヒルズ柔術クラブに所属し、アメリカでの格闘技大会に出場して経験を積んでいきます。「変幻自在のトリックスター」という通称で親しまれ、格闘技を引退後は母校の拓殖大学レスリング監督となり、10回もの最優秀監督賞を受賞しています。

 また、「凶気の桜」で映画俳優デビューもし、「Love&Everything」で歌手デビューも果たします。同時に各書道展にも入賞し、書家としてもその実力を大いに振るっています。私生活では2007年11月に一般女性と結婚し、2014年に離婚をしています。

タトゥーの画像がすごい!

 須藤元気さんのタトゥーといえば、まずは背中に彫られたものが特に強く印象に残るでしょう。彼が現役だった頃は、まだ日本人選手でタトゥーを入れる人は少なかったようです。

 彫った理由は、自分を目立たせるためとのこと。独創的で、実際十分に目立っていると思います。羽を広げたコンドルのような絵ですが、実はあの「ナスカの地上絵」なのです。


 変幻自在のトリックスターとして、どんな相手にも躊躇することなく戦う彼の背中で、そのコンドルは四角いリングを所狭しと暴れていました。コンドルの野生と勇敢さを自分の体に表現し、引退するその日まで力強く戦う姿は、まるで背中に背負ったコンドルの魂が蘇ったようだとも言われます。

 試合を見ていたファンの多くは、背中のタトゥーが忘れられなくなったのではないでしょうか?本当に何度見てもインパクトがありますよね。

タトゥーの意味

 強く見せたいと願う格闘家にとって、コンドルのイメージはまさにうってつけだと思います。しかし、なぜ「ナスカの地上絵」なのでしょう?勝つか負けるかの厳しい格闘家としての人生は、リングの上であっても弱肉強食のジャングルそのものであったと思います。

 須藤さんはそんなジャングルの中で、引退するまで力の限り戦い続けました。そんな自分の姿を、野生のコンドルに投影したのではないでしょうか?また彼の左腕には、ヒンズー語で「すべてはうまくいく」という意味のタトゥーが彫られていると言います。

 他にも、右腕には「元気如来」と彫ったタトゥーがあります。タトゥーのすべては、格闘技の世界で強く勝ち抜いていくための、彼なりの「元気の素」なのでしょう。厳しい勝負の世界に生き抜く決心をするためのタトゥーだったのだと思います。

 そんな須藤さんは2009年に、『WORLD ORDER 』というグループを結成しました。スーツにメガネというまるでサラリーマンのような姿で見せるロボットダンスが、日本のみならず海外でも高い評価を得ています。2015年には一度ボーカルを引退いましたが、2018年に新曲「Let’s start WW3」を引っさげ復帰しています。今後は歌手としての活躍も楽しみですね。