結論

加護亜依さんの方が、各メディアで共演NGとはっきり明言しています。モー娘。時代の事務所解雇騒動が尾を引いているようです。

1997年9月につんく♂さんがプロデュースした、平成の世をアイドル化したグループ「モーニング娘。」。

グループは今も活動を続けており、2014年以降はその年毎に当該年の西暦の下2桁を付記しています。

その中でも1〜4期生は黄金時代と言っても過言ではないでしょう。

産み出されていくヒットソング。メンバーそれぞれの個性も相まって大人気アイドルグループとなりました。

その中でも最年少として注目されたのが、辻希美さんと加護亜依さんでした。

今回はこの2人について紹介したいと思います。

派生ユニット

1998年に石黒彩さん、飯田圭織さん、矢口真理さんの3人で結成した

「タンポポ」を皮切りに、次々とモーニング娘。内に新たなユニットが誕生していきます。

更には、オーディション優勝者の平家みちよとの合同ファンクラブ

「Hello!」からなる「ハロプロ」を通していくつものアイドルユニットが誕生していきます。

そんな中2001年に誕生するのが、「ミニモニ。」です。

辻希美さん、加護亜依さん、矢口真里さん、ミカ・タレッサ・トッドさんの4人で組まれたユニットでした。

後に加護さんが一番慕っていると語った矢口さんとは、ここで初めてユニットを組む事になります。

矢口さんも辻さんと加護さんの加入を、

「モンスター級の人間じゃない子たちが入ってきた」と言ったほどでした。

この派生ユニットに関しては、増え過ぎたモーニング娘。では表現できない音楽性を広げるためでもありました。

そんな中、2004年に「W」が誕生します。

同年5月に「恋のバカンス」でデビュー。

その後も数々のヒット曲を生みだしていきます。

順調に見えた2人でしたが、2006年に加護さんの謹慎処分に伴い、活動が休止されます。

翌年には加護さんが事務所との契約も解除されてしまいます。

この時の喫煙騒動が、今もなおついて回っていると加護さんを悩ます事になります。

デビューが同じ4期生という事もあり、2人は大きな注目を浴びることになりました。

当初は仲が良く、一緒にいる事が多かったそうです。

そして、デビューから1年が過ぎた頃に5期生が入ってきました。

まだ幼い2人にとっては、この環境の変化が後に事件を起こすきっかけとなるのです。

事件と復活

加護さんは、一言で言えばかまってちゃんな性格でした。

加護さんは辻さんに依存していた一面があったのでしょう。

一方で辻さんは、新メンバーとも仲良くなっていました。

加護さんと絡みはするものの、前ほど親密というわけではなかったようです。

そんな時、寂しさから加護さんが辻さんに嫌味を言うようになったのです。

そして事件は起きました。

ある歌番組の収録前の楽屋にて、辻さんが泣き出すハプニングが起きました。

原因は加護さんが

「辻は仕事がなくて暇でいいよね。だから太るんだよ」

と言うような発言をしたからだとのこと。

加護さんにしてみれば、辻さんの気を引きたくて冗談を言ったつもりだったのでしょう。

しかし辻さんは本気でショックを受けてしまい、

「絶交だ!」と言ってしまったそうです。

後藤真希さんや吉澤ひとみさんが、何とか仲直りさせようと色々気を遣ったそうです。

ですが、加護さんの方も頑なになってしまい、事態は悪化するばかりでした。

よくある小・中学生の喧嘩程度に思えるかもしれませんが、この一件が後に共演NGへと繋がっていくきっかけにもなります。

2019年3月30日、千葉の幕張メッセで開催された

「ハロプロ」で「W」の2人が再び同じステージに立ちました。

オープニングで「ロボキッス」を熱唱した2人はお決まりの挨拶を披露。


会場からは割れんばかりの大歓声が響きます。

この日の共演は、単に「伝説的ユニットの復活劇」というだけではありませんでした。

加護さんが2007年に事務所を解雇されてから、辻さんにとってはツラい時間を過ごした事になります。

約12年の間に、2人には大きな溝ができていたと言っても過言ではない状況でした。

「電撃和解」にファンも大喜びだったでしょう、

この日、2人は5曲を披露しました。

クライマックスで感極まった加護さんは、途中から歌うことができなくなってしまうほど号泣。

その隣で加護さんを支える辻さんも、感極まり涙ぐむのでした。

再び共演NGヘ

「自分たちは35歳。40歳がタイムリミットだから、その前に何かしたい」

とコメントしながらも、それが叶わないことを明かしている加護亜依さん。

「辻ちゃんとのコラボはまだですか?と永遠に言われ続けますね」と言われると、

「そうだと思います。でも、その度に答えを出せないのがもどかしい」

と返し、微妙な心中を告白しました。

加護さん自身は、共演NGの理由が所属事務所を2度解雇になったことなのではないかと考えています。

2006年には、都内のレストランで喫煙していたことを写真付きで報道され、未成年者喫煙禁止法で処分となりました。

そして、2007年に20歳の誕生日を迎えるため、謹慎から復活されると言われていたところ、再度喫煙していたことが発覚。

「2回目ということを重く受け止める」

とのことで所属事務所を解雇となり、芸能活動を停止することになりました。

後日このことについて、テレビにて「吸ったの」とあっけらかんと認めています。

「バージニアの1mmだから」と繰り返す様子に、

「そういう問題じゃない」と周囲から突っ込まれ、笑いを誘いました。

解雇されてから芸能活動を再開するまでに、リストカットによる自刹未遂をしたことも告白しています。

一方の辻希美さんは、卒業後も所属事務所が同じだったため、加護さんとの共演は事務所絡みで厳しいのではと見られました

そして2019年にも理由は明かされていないものの、加護さんが所属事務所との契約を解除したことで更に共演が難しくなった可能性が高いです。

ですが、辻さんが加護さんについて語ったことは少なく、さらには辻さんが加護さんを利用しているだけという説も浮上しています。

辻さんは人付き合いが悪く、加護さんを自身の誕生日に呼ぶことはあっても、誕生日に訪問することは無いようです。

そのため、「加護ちゃんは利用されているだけ」

「あまり深い付き合いにしたくないのでは」と言われることもあります。

辻さんの付き合い方はある意味大人で、共演NGであることからも、このまま付かず離れずの距離感を続けていくのではと考えられています。

まとめ

2022年3月10日に放送された

『迷えるとんぼちゃん』という番組では、加護さんに対してメンバーとの関係性に関する質問が寄せられていました。

「辻ちゃんとは今も仲が良い?」という質問に対して、

「昔からお互い興味がない」とはっきり回答しています。

そこにかぶせて深堀りしていくと、

「真逆の性格で家も知らない」

「辻ちゃんは良いママ、加護ちゃんは悪いママと比較される」とも打ち明けていました。

しかし、「友達でもなく家族でもなく、辻ちゃんは完全な戦友」と語るシーンも。

この事から加護さんは辻さんに対して、近付きたいけど過去の事もあり、近付きにくいと感じているのかもしれません。

一度は電撃的に再共演したものの、その後の本格的な2人での活動には繋がりませんでした。

一方で、加護さんの発言にもある「戦友」という言葉。

これは芸能界という特殊な環境の中で、共に助け合って生き残っていけたからこそ出る言葉ではないでしょうか?

加護さんが語るタイムリミットまであと5年。

2人が再び共演を果たす日が来るのか、注目されますね。