結論

令和最初の仮面ライダーシリーズ、『仮面ライダーゼロワン』で人を笑わせるお笑いロボット「腹筋崩壊太郎」として出演。Twitterでもトレンド入りしました。

2018年に武田真治さんが出演した『みんなで筋肉体操』というミニ番組がヒットするなど、今は空前の筋肉ブームと言えます。

筋肉を売りにする芸人も多くなっている現在、なかやまきんに君はその先駆けともいうべき存在です。

鍛え抜かれた筋肉を売りに、お笑いの世界で20年も頑張ってきましたが、最近仮面ライダーに出演したことで大いに話題となっているのです。

彼の役どころの「腹筋崩壊太郎」とは、一体なんでしょう?

放送以来、大人気となった「腹筋崩壊太郎」に迫ります。

プロフィール

高校卒業後、吉本総合芸能学院(NSC)に入ったなかやまきんに君は、学生時代からの筋肉質な体格を活用し、筋肉を使ったギャグでピン芸人として1999年に吉本興業からデビュー。

2001年には吉本新喜劇に入団。

店員やヤクザの子分役などを担当し、筋肉質な体を使ったネタで活躍しました。

2003年には、第24回ABCお笑い新人グランプリで審査員特別賞を受賞しています。

2006年に新ネタとして、「アメリカの文化を日本に紹介するためノースキャロライナから来た男」という設定で「キャプテンボンバー」を考案。


同年のR-1で決勝進出も果たしています。

しかし同じく2006年10月、芸能活動を一時休業し、1年間ボデイビルダーの聖地であるロサンゼルスへ「筋肉留学」をします。

留学中、アメリカでの公演が現地で受けていたようです。

1年後に予定通り帰国したものの、1年では成果が出ないと2008年に再びアメリカに留学し、カルフォルニア州の2年制公立大学であるサンタモニカ・カレッジに留学します。

2011年2月2日、3年間のアメリカ留学を終えると芸人に復帰し、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」などに出演し東京進出を果たしています。

仮面ライダーで「腹筋崩壊太郎」に!

そんな経歴を持つなかやまきんに君が、先日令和初の仮面ライダー『仮面ライダーゼロワン』に第一回目のゲストとして出演しました。

芸歴は20年にもなるなかやまきんに君ですが、ドラマ出演は初めて。

それも仮面ライダーに対峙する敵という、大事な役どころです。

はじめは不安だったというきんに君でしたが、その役が「腹筋崩壊太郎」と聞いて少しは安心したとのこと。

これなら素でいけると思ったのでしょう。

「腹筋崩壊太郎」は、腹筋を崩壊させて人を笑わせる芸人ロボットです。

それもただのロボットではない、人工知能を持つお笑い芸人型ヒューマギアなのです。


ヒューマギアは人類のために活動することを使命としており、腹筋崩壊太郎も人を笑わすことを仕事とし、人が爆笑することに喜びを感じていました。

そんな腹筋崩壊太郎がテロリスト集団「滅亡迅雷.net」によってハッキングされ、暴走マギアとなって人々を襲う怪人と化してしまうのです。

きんに君が演じたこの「腹筋崩壊太郎」が放送されるや否や、ツイッターでトレンド入りするほど人気が爆発したのです。

その後、腹筋崩壊太郎が仮面ライダーによって破壊されると、今度は「腹筋崩壊太郎ロス」というワードがまたまたトレンド入りしました。

怪人化した腹筋崩壊太郎を退治するしかなかった仮面ライダーは、結局腹筋崩壊太郎を粉々に破壊してしまいます。

それを見た多くの視聴者は、

「人々に笑いを届けるのが仕事の腹筋崩壊太郎を殺さないで」「あんないいやつなのに」

と、腹筋崩壊太郎に同情するあまり「腹筋崩壊太郎ロス」となったようです。

演じたきんに君も、その人気ぶりに嬉しさを隠しきれない様子で、「また、どこかで、腹筋崩壊太郎が再登場すればいいなと思っています。実は腹筋崩壊太郎は死んでなかったとかね」と、再登場に意欲を燃やしているようですが、どうなるでしょうか。

まとめ

視聴者からは「主役の仮面ライダーよりも話題を呼ぶ男」との声もあり、「もっとなかやまきんに君の演技が見たい」「またきんに君の出演するところが見てみたい」と、再演を希望するファンの声も多かったようです。

きんに君は、撮影に要するスタッフさんの数も多く、一つの撮影に何テイクも取るなど、普段のバラエティーとは全く違う経験をしたと語っていました。

衣装を着てから撮影までに3時間以上要したそうで、待つのが仕事という俳優さんの苦労なども体験したとも話しています。

貴重な経験をした彼ですが、その経験はまんざらでもないようです。

これを機に、俳優業にも活躍の場を広げるかもしれませんね。

破壊された腹筋崩壊太郎が、科学者の手によりまた良い性格のヒューマギアに戻っていたという設定で再登場するのも、ファンを安心させることができて良いかもしれません。

それとも、今度は演技を磨いてシリアスなドラマに挑戦するでしょうか?

なかやまきんに君の未来は明るいようですね。

さしあたり、腹筋崩壊太郎の再登場を期待しましょう。