結論

大阪市内の病院としか発表されていないので、具体的な病院は不明ですが、最新鋭の手術用ロボットを使ったことを考えると、かなり大きい病院だと考えられます。

お笑い芸人のトミーズ雅さんが、大腸がんを患っていたことが明らかになりました。

既に手術を終え、2020年3月いっぱいは治療に専念するため、入院するとのこと。

今回は彼の病状やどこの病院で手術したのか、などをご紹介していきます。

プロフィール

生年月日:1959年12月24日
出身地:大阪府大阪市

芸人になる前はプロボクサーだったのですが引退した後、兄に薦められて吉本総合芸能学院(NSC)1期生に、幼稚園時代からの幼馴染である相方のトミーズ健さんを誘って応募しました。

NSC卒業後にトミーズを結成し、1983年6月にうめだ花月中席の「フレッシュコーナー」で初舞台を踏みました。


デビューの頃は健さんがボケ、雅さんがツッコミでしたが、元来のキャラクターのままだったため全くウケず、役柄を変えることに。

NSCを卒業した後すぐ、NHKの上方漫才コンテストで最優秀賞を受賞。

以後、上方お笑い大賞を何度となく受賞し、デビュー3年目には単独リサイタルを開催するまでになります。

90年代からは雅さんを中心に、全国ネットの番組に出演することになりますが、現在は関西地区での活動に重きを置いています。

大腸がん発覚

トミーズ雅さんのがん発覚は、全くの偶然でした。

毎年恒例としている、沖縄のプロ野球キャンプを取材中の2月10日のこと。

ホテルのトイレで異変が起きた雅さん。

「血便というよりほんまに血が出て・・・」ということで、奥様に心配をかけまいと便器の血を拭き取ったそうです。

しかし、きれいに拭き取ったつもりの便器に、ほんの少し血液が残っていたのです。

奥様はその異変を見逃しませんでした。

奥様は雅さんに、病院に行くことを強く懇願したのです。

雅さんは大阪に戻ってから25日に病院へ行き、内視鏡を受けたところ、腫瘍が見つかったのです。

肛門入り口からすぐのところに、握りこぶし大に膨れ上がっていた腫瘍があったとのこと。


「一時は死も覚悟した」と語っています。

病院へ行くように強く勧めてくれた奥様のおかげで、早期発見できたことから雅さんは奥様に感謝しても仕切れないようです。

「がんが見つかってから2日ぐらいは黙ってたら泣きそうになるし、何を食べても味がせえへんねん。でも3日目ぐらいから鏡に向かって『かかってこいコラー!がん!』って言えるようになってきた。生きられるわ、オレ」と、がんに対して戦う力が湧いてきたとコメントしています。

がんだと告知された時には、どんなに強い人でも心が折れてしまうでしょう。

まるで死刑を宣告されたかのように、突然やってきた死への恐怖に恐れおののいてしまうはずです。

その恐怖から脱して、がんと闘う気力を持つことができたのは、奥様のおかげなのでしょう。

がんを早期発見できたのも、やはり奥様がいたからなのですね。

沖縄のホテルで奥様が雅さんの出血に気がつかなかったら、病院へ行くのが遅れたかもしれません。

一生奥様には頭が上がりませんね。

手術した病院はどこ?

雅さんが手術を受けたのは、3月17日でした。

がんは大腸内の2箇所にあり、離れた場所にできていたようです。

そのため、患部を含めて大腸を55cmに渡って切除し、肛門と繋げたと報じられています。

手術は開腹手術ではなく、腹部に小さな穴を複数箇所開ける腹腔鏡手術を行い、最新鋭の手術用ロボットを使ったとのこと。

この方法だと手術の傷がわずかなため、体への負担が少なくなるのです。

10日間の絶食は必要ですが経過は良好とのことで、手術翌日から歩行のリハビリも始めているそうです。

米倉涼子さんが主演を務めたドラマ『ドクターX』にも登場したような、手術用ロボットを使った手術に雅さんは「オレ、ドクターXに会うたわ。”私失敗しないので”や」と話し、「すっごい経験した」と振り返っています。


彼の手術を行なった病院は大阪市内の病院とだけしか発表されていませんが、人気ドラマで使われたような手術用ロボットを駆使した手術ができる病院となると、大阪市内の病院では限られてきます。

大きな病院でなければ対応できないものなのですが、第一候補として大阪市立総合医療センターが出てきます。

この病院は食道がん、胃がん、直腸がんの手術に対し、最新の手術支援ロボット「ダヴィンチ」による手術が受けられるようになっています。

ダヴィンチを使った手術は他に、「大阪赤十字病院」や「大阪医科大学付属病院」でも受けられます。

ネット上では雅さんがどの病院で手術をしたのか気になっている人も多いようですが、現状は大阪市内の病院とだけしか分かっていません。

なお、今後の活動について所属している吉本興業は、「まずは治療を優先し、お医者様と相談していきたい」と話しています。

奥様によって奇跡の早期発見ができたとはいえ、一時は死を覚悟したというほどの病気です。

ここは何も考えず、ゆっくりと体を休めることだけを考えていただきたいですね。