結論

『天才!志村どうぶつ園』で長く志村さんと共演してきた他、過去に2度肺気胸を患って手術していたことから、コロナウイルスへの感染を心配する声が上がっています。

新型コロナウイルスに感染し、都内の病院に緊急入院した志村けんさん。

しかし治療の甲斐なく、2020年3月29日23時10分に亡くなってしまいました。

あまりにも突然な志村さんの訃報に、多くの人が悲しみに暮れたことでしょう。

そんな志村さんの命を奪ったコロナウイルスは、爆発的に感染する治療法も確立されていないウイルスです。

そのため、彼と濃厚接触した芸能人がいるのではないか、という声も上がっています。

志村けんさんは入院するまでに3本のレギュラー番組を持っていましたが、共演者が大丈夫なのか気になるところです。

その中でも特に心配されているのが、『天才!志村どうぶつ園』で共演していた嵐の相葉雅紀さん。

多くの共演者の中で、相葉さんが特に心配されている事情などについて、詳しくご紹介していきます。

コロナウイルスに感染

志村さんは3月17日より倦怠感があり、自宅で静養していました。

しかし、19日になって発熱・呼吸困難の症状が出て、20日に東京都港区の病院に搬送されました。

23日に検査した結果、陽性反応が出て新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。

その後重篤な状態に陥ったため、人工心肺装置のある新宿区の病院に転院しました。

転院の理由については、それまでつけていた人工呼吸器では志村さんの体力が持たないと判断されたためです。

転院先では人口心肺装置「ECMO(エクモ)』を装着していて、彼の重篤度が心配されていました。

志村さんは1日にタバコを3箱も吸うヘビースモーカーで、日々お酒も浴びるように飲んでいたと言われます。

最近は健康を意識して控えるようにしていたそうですが、長年にわたり体に受けたダメージは蓄積されています。

また下血もあったようで、胃のポリープ切除手術も受けたばかりでした。

さらに2016年には、一度肺炎で入院しています。

そんな持病があり70歳という高齢となった志村さんを、コロナウイルスが襲うのはたやすかったのでしょうか。

一時、志村けんさんの病状は落ち着いているように見えましたが、初主演となる映画「キネマの神様」を出演辞退するなど、その重篤度がささやかれていました。

濃厚接触者は誰?

志村さんと濃厚接触していたと考えられる人物は、彼が出演していた3本のレギュラー番組の共演者ということになりますが。

一方で、3月30日から始まるNHK朝の連続テレビ小説『エール』では、3月6日に撮影した後は撮影に参加していないとして、共演者やスタッフは濃厚接触者にあたらないとされます。

しかし念のため、出演者に確認を進めているところとのこと。

『天才!志村どうぶつ園』では最後の収録が発症前の3月5日とのことで、すでに放送済であるといいます。


日本テレビでは共演者・スタッフとも、濃厚接触者には当たらないとしています。

フジテレビの冠番組『志村でナイト』では、志村さんが最後に局を訪れたのは発症前日の3月16日で、打ち合わせなどで軽度の接触はあったものの、すぐに帰ったので濃厚接触者はいないとしています。

また共演者にも今の所、具合の悪い人は出ていないということです。

しかし、新型コロナウイルスは発症前に2週間の潜伏期間があるため、まだ楽観視はできないかもしれません。

嵐の相葉雅紀を危惧する声も・・・

そんな中、嵐の相葉雅紀さんを危惧する声がネットでは広がっています。

というのも、相葉さんは『天才!志村どうぶつ園』で志村さんと長く共演してきました。

番組では志村さんと相葉さんの軽妙なやりとりが人気を博しており、21日の放送では相葉さんと志村さんが至近距離で画面に収まっているシーンが、何度もあったのです。

そのため、志村さんがコロナウイルスに感染したと知った相葉さんのファンは、にわかにざわつき始めたのです。


さらに、相葉さんは過去に2回肺気胸を患い、手術も経験しています。

この病気は胸痛や呼吸困難、咳など、肺炎と似た症状を引き起こす疾患で、再発もしやすいとされます。

ファンとしては、肺が弱い相葉さんを危惧するのも当然かもしれません。

万が一相葉さんがコロナに感染してしまったら、重症化する可能性も十分に考えられます。

相葉さんがコロナウイルスに感染するようなことがあれば、今度は他の嵐のメンバーに感染が及ぶことも考えられます。

2020年は嵐にとってラストイヤーとなる大切な年です。

相葉さんに感染するのだけは避けたいものですね。

志村さんの感染経路はいまだにわかっていませんが、濃厚接触者は志村さんの身近にいたスタッフとのことで、彼らは自宅待機となっています。

今の所、共演者は1人も濃厚接触者とされていません。


いずれにせよ、残念なのは志村けんさんですね。

専門医が治療に当たり、峠は越えたということでしたが、お亡くなりになってしまいました。

志村さんが亡くなる前に言っていた、高木ブーさんの「もう一度ドリフターズでコントやりたかった」の言葉が、今は虚しく響きます。