結論

一躍有名になったネタを生み出せたものの、そこから次に繋ぐことができずに消えていったようです。

「ワイルドだろぉ?」というフレーズで一躍人気芸人になったスギちゃん。

ノースリーブのジーンズに、オールバックの髪という外見も印象的でした。

しかし、最近見なくなったことで「消えた?」ともっぱらのうわさです。

スギちゃんが消えてしまった真相に迫ります。

スギちゃん

スギちゃんが時の人となったのは、2012年のことです。

R-1グランプリにて準優勝したことをきっかけにブレイクしました。

「ワイルドだろぉ?」というワードは、当時の流行語大賞の年間大賞にも選ばれています。

短いフレーズと、マネしやすい言い回しから老若男女問わず、幅広い年齢層から認知されていきました。

そのため、ブレイク後はテレビ番組に引っ張りだことなります。

ピン芸人の印象が強いスギちゃんですが、最初からピン芸人だったわけではありません。

高校を卒業した後に吉本興業に入り、お笑いコンビ『フランクフルト』を結成しました。

しかし間もなく解散し、『はらはら時計』の沢原宣之さんと新たにコンビを結成し、名古屋から上京します。


そして、あの伝説的番組である『電波少年』に出演することとなり、『爆笑オンエアバトル』『大笑点』などにコンビで出演していました。

その後2008年にこのコンビも解散し、ピン芸人となります。

そして、2011年に占い師のゲッターズ飯田に芸名を「スギちゃん」に変えるようアドバイスを受けます。

すぐには実行せず、2011年の一番良い日にちだった11月21日に変更。

すると、その年のR-1グランプリで準優勝を果たしたのです。

この日を境に生活は一変し、あまりの忙しさに体調を崩すこともあったそうです。

消えた理由

あんなに大ブレイクしていたスギちゃんが消えた理由とは、いったい何なのでしょうか?

決定的な理由だと言われているのが、木梨憲武さんと共演した番組でのトラブルではないかと言われています。

ある番組で、木梨憲武さんが木材でスギちゃんの背後を殴ったことがありました。

相手が誰だかわからないまま、「いってぇー!この野郎!」とキレたスギちゃん。

ところが、相手が木梨憲武さんだと知るやいなや、「も〜、痛いじゃないですか~」と態度を変えました。

この時、現場は一気に凍りついたといわれています。

この事件から、木梨憲武さんによってスギちゃんは干されたのではないかと言われています。

ただ、その後もスギちゃんと木梨憲武さんは共演しており、現場での2人の態度が変だったという話も出ていません。

スギちゃんが消えた根本的な理由。それは一発屋の使命というべきもので、「次につなげることができなかった」というもの。

R-1グランプリのネタで一気にテレビ出演が増えたスギちゃんですが、

「ワイルドだろぉ?」以外のネタが定着せず、

「飽きた」などと言われて視聴者離れが目に見えるようになっていきました。

さらに、バラエティ番組でもアドリブが利かず、出演回数が減っていたとも言われています。

いくら有名なネタを持っていても、1つのネタだけで芸能界を生き抜くのは難しいもの。

そしてバラエティ番組でのアドリブは、芸能人のかなめと言っても過言ではありません。

それでも、スギちゃんはR-1グランプリから2年はテレビに出続けました。

少しは自信がついたのか、ある時『A-Studio』にてMCの笑福亭鶴瓶さんにウケ狙いのトークを何度も仕掛けます。

しかし、結果はどれも空回り…。

スタジオの空気と、自分のふがいなさを感じたスギちゃんはその場で号泣してしまいます。

この一件から、スギちゃんはメンタル面で不調を起こしてしまいます。

「何一つ結果が出ない日々が続いてるぜぇ」「まぁ消えるのも仕方ないって感じだぜぇ」

当時のスギちゃんのSNSには、マイナス思考のことばかりがつづられていました。

そんな中、スギちゃんを救う出来事がありました。その出来事とは、出演した

『とんねるずのみなさんのおかげでした』という番組にて、石橋貴明さんに言われた一言です。

番組内ではなく、待機中の時のこと。

スギちゃんの落ち込む様子を感じ取った石橋貴明さんが、

「何ヘコんでんのスギちゃん?もともと実力ないんだからヘコむ必要ないじゃん」と発言。

この瞬間、スギちゃんは自分に求められているのはうまく立ち回ることではないということに気づき、一気に気が楽になったといいます。

さらにスギちゃんは、「自信をもつのはいいけれど、過信してはいけない」と心に留めるようになりました。

石橋さんは、芸能界に長くい続けている大御所だけあって、人を見る確かな目を持っています。

落ち込んでいるスギちゃんに適切な言葉をかけ、救ってくれた恩人と言えるでしょう。

まとめ

現在、スギちゃんはすっかりテレビの仕事が減ってしまったようです。

しかし、イベント出演などの地方営業では人気のようで、番組で現在の収入を聞かれ、

「平均で月100万円は入ってくる」と話して共演者を驚かせていました。

テレビに出ていた頃に比べて収入は激減したと思われますが、それでも月100万はなかなかの金額でしょう。

そして2015年に結婚しており、2017年には子供も誕生しています。

家族を守るためにも、どんな小さな仕事でも大切にしているのでしょう。

地方営業は大変そうなイメージがありますが、そんな逆境さえもスギちゃんは楽しんでいるようで、仕事で訪れた地方の様子をSNSに頻繁にアップしています。

今後の更なる活躍に期待したいですね。