結論

中学生時代、クラスのリーダー格の女子に注意をした結果、いじめが卒業まで続くことに。

大人気お笑いコンビ、コロコロチキチキペッパーズの、坊主頭で耳に残る独特な声をしているナダルさん。

『やっべえぞ!』などの持ちネタが有名ですね。

最近では、『アメトーーク』や『ロンドンハーツ』などで、度々クズ芸人っぷりが明かされてきました。

それゆえ、性格が悪いというようなイメージがあることも否定できません。

そんなナダルさんですが、中学時代に壮絶ないじめにあっていたことをご存知でしょうか?

いじめのきっかけ

ナダルさんがいじめにあっていたのは、中学1年生の時から中学を卒業するまでという、非常に長い期間です。

それは中学1年の時に、リーダー格のような女子に注意したことから始まりました。

テストが始まる直前になり、担任がテストを始めると言っているにも関わらず、その女子が廊下で「もうちょっと待って」と言っていたそうです。

その女子いわく、前日が部活で忙しかったために勉強ができていないとのこと。

ナダルさんによると、この女子は先生に対してタメ口をきくような人だったそうです。

先生が「早く入れ」と言っても、その女子は「もうちょっと待って」と言って聞きません。

何度か続いたその問答に、ナダルさんがとうとうキレてしまいます。

「いい加減にしろ」「みんなめちゃくちゃ待ってる」「早く入れ」というようなことを、ナダルさんはその女子に対して言ったそうです。

言い方はキツかったかもしれませんが、間違ったことを言ったつもりはない、というナダルさん。

しかし、その一言にキレた女子は、持っていた教科書を床に「バン!」と叩きつけ、ナダルさんの顔を覗き込むようにして、

「今入ろうと思ってた」と睨みつけてきたのです。

この女子がリーダー格だったこともあり、この時を境にナダルさんへのいじめが始まりました。

壮絶ないじめの数々

テストでの出来事以来、女子に話しかけても何も喋ってもらえなくなったというナダルさん。

幸い男子からさけられることはなかったため、なんとかメンタルを保つことができていたそうです。

そのほかにも、次のようないじめをずっと受けていたそうです。

・話しかけても誰も答えてくれない
・廊下を歩いていたら周りの人がさーっと避ける
・「見たら目が腐る」と言われる
・体育で走っているだけで、「うわ、走ってるよ…」とヒソヒソ言われる
・靴を隠される
・放課後、教室の黒板に悪口が箇条書きでびっしり書かれている
・授業中に手を挙げたら、先に挙げていた女子が全員手を下ろす
・授業中に正解すると、「そんなの誰でも分かる」と言われる
・授業中に間違えると、「分からないくせになんで手を挙げんの?」と言われる

こうして書き並べてみると、いじめの内容は『女子ならでは』な感じがします。

中学生くらいの女子は、なぜか集団心理が強くあるもの。

1人で何かをするわけではなく、周りを巻き込んでやるような印象が強いのではないでしょうか?

自分に非があるわけでもないのに、いきなり女子からこんな扱いをされたというのは、相当過酷な中学時代だったと思います。

これらが毎日続くというだけでも相当きついのに、男子とは仲が良かったこともあり、めげずに過ごしたナダルさん。

また、中1の冬に学校で行われた百人一首大会では、「ここで目立てば周りの自分を見る目も変わるかも」と猛特訓。

上の句を詠まれたら下の句がすぐに浮かんでくるレベルまで、ナダルさんは百人一首を覚えたそうです。

ナダルさんの学校は人数が少なかったこともあり、百人一首大会は全員参加。

男女各3人、計6人のグループ対抗で行われました。

ナダルさんは特訓の成果もあり、誰よりも早く札を取っていったそうです。

思惑通り、多くの人は羨望の眼差しでナダルさんを見ていたのとのこと。

しかし、ここで事件は起こります。

相手チームには、いじめの主犯格の女子二人がいて、ナダルさんと百人一首で戦うことになりました。

順調に札を取っていったナダルさんですが、自分が先に札の上に手を置いていた時、

タイミングを見誤った女子がナダルさんの手の上に自分の手を重ねる形になります。

するとその女子は、『いやぁぁぁ!』と叫びだしました。

先生たちも集まってきて、泣きじゃくる女子を庇うように、ナダルさんに対して「お前、何したんだ?」と詰め寄ってきたそうです。

ナダルさんが「何もしてません」と言っても、「何もしてないのにこんなに泣くはずがない」と信じてもらえなかったそうです。

結局のところ、何とか先生には信じてもらえて百人一首も再開されたのですが、泣き叫んだ女子の隣にいた女子、

ナダルさんがテストの日に注意したあの時の女子が、ナダルさんを見ながら「あとで石鹸で手ぇ洗っとき」と一言ポツリ。

この一言でナダルさんのメンタルは崩れてしまい、そのあとの百人一首もボロボロ。

優勝して見る目を変えるという作戦も、失敗に終わりました。

こんな日々が卒業まで続き、次第にナダルさんは暗くなっていったそうです。

主犯格との再会

2015年、ナダルさんは自分をいじめていた主犯格の女子と再会します。

コロコロチキチキペッパーズがキングオブコントで優勝し、その凱旋ライブとしてナダルさんの地元を訪れた時のことでした。

ライブも成功し、ビンゴ大会を行っていたときのこと。

「ビンゴ!」と壇上に上がってきたのが、ナダルさんをいじめていた女子だったそうです。


ナダルさんは一瞬血の気が引き、表情も固まってしまい、その様子は相方の西野創人さんにも心配されるほどでした。

しかも相手の女子は、自分をいじめていたことなどすっかりなかったことにしている様子。

ナダルさんは咄嗟にこの場で復讐することを思いつき、なんと壇上で

「今は元気にしてますけど、この子は中学のときに僕のことをめっちゃいじめてた子です」と紹介したのです。

テンションや表情などで冗談っぽくも取れますが、ナダルさんが本気の目をしていたのでしょう。

笑いはなく、誰もが引いていたそうです。

その女子は「いじめてないよ~」と流したものの、ナダルさんは

「いや、めっちゃいじめてました!」と食い下がったため、余計に気まずい雰囲気になってしまったそうです。

ナダルさんは、自身のYouTubeチャンネルでもいじめのことを話していますが、まだ許していないのかもしれません。

まとめ

コロコロチキチキペッパーズ、ナダルさんの壮絶ないじめエピソードを紹介しました。

中学時代のいじめは、おそらくナダルさんのトラウマになっていることでしょう。

『アメトーーク』などでは「クズ芸人」と言われていますが、性格がひねくれてしまうのも、ある意味仕方がないのかもしれません。


いじめに負けず、現在の地位を確立したナダルさん。

公の場での復讐という形ではなく、お笑いで自分をいじめていた女子を見返して欲しいですね。