結論

自意識過剰なうえトークが苦手だったり、さんま御殿などの仕事を断ったことが消えた理由だとされています。

2002年頃、テレビ番組を中心に大活躍していたオネエ系タレントで漫画家の山咲トオル。

しかしそんな彼も、最近はテレビであまり見なくなりました。

実は彼が芸能界から姿を消したのには、意外な理由があったのです。

山咲トオル

1969年8月23日生まれで、2023年3月時点で53歳です。

タレントとしてのイメージが強いかもしれませんが、実はホラー漫画家として1994年、25歳の時にデビューしています。また、過去にはアイドルを目指していた時期もありました。

カラオケのイメージビデオにも出演した経験があり、アイドルのオーディションにも参加したことがありますが結局挫折。

その後、1994年にホラー漫画月刊誌の「恐怖の館DX」に原作を持ち込んだところ評価され、漫画家デビューを果たしました。

またラジオ番組への出演なども経験。


そして2001年、彼が32歳のときに芸能事務所にスカウトされて芸能活動を始めます。

独特の「オネエ言葉」もあってか知名度はどんどんと上昇し、バラエティ番組への出演も増えました。

最盛期の出演本数は255本、そして最高貯金額は6500万円だったと言います。

しかし、なぜか山咲トオルの人気が急降下してしまいます。

当時はこうした「オネエキャラ」が徐々に人気を得ていたにもかかわらず、なぜ山咲トオルは芸能界から姿を消してしまったのでしょうか。

消えた理由

山咲トオルが消えた理由はいくつかありますが、一番の理由は彼が自意識過剰だったことだと言われています。

彼は過去にアイドルを目指していた時期がありますが、自分に自信があっただけでなく、昔から女性にモテていたと語っています。

また、高校時代には他校の女子生徒が自分を見に来るほどだったようです。

そうしたこともあり、いわば天狗になっていたようです。

アイドルを目指して何度もオーディションを受けますが、残念ながら落選。

しかし、山咲トオルはオーディションの審査員が自分の魅力に気付いていないだけだと考え、自分に否がないという思いを曲げませんでした。

そんな山咲トオルはバラエティ番組、『たけしの誰でもピカソ』への出演がきっかけで芸能事務所に入ることになります。

そして、『踊る!さんま御殿!!』に出演したことで大ブレイクを果たしました。

この頃になると、山咲トオルは自分はやはり人気者なんだという感覚になっていきます。

しかし、オネエキャラとしては人気がありましたが、トークが苦手ということもあり、視聴者からは面白くない人というイメージが付いてしまったようです。

そもそも視聴者の中には、オネエキャラは面白いことを言って当たり前というイメージがあったため、トークが苦手な山咲トオルに飽きてしまうことは仕方なかったのかもしれません。

そんな山咲トオルは、ある番組で当時の自分を振り返っています。

実際にバラエティ番組で彼が話すと、場内が静まり返ったことがあったようです。

その頃から、「このままではヤバイ」という気持ちになったようです。

また、彼が芸能界から消えた理由はこれだけではありせん。

その後もなんとか葛藤を繰り返し芸能界に残ろうとしましたが、その頃から他のオネエタレントがたくさん登場してきたのです。

しかも山咲トオルよりトークが面白く、視聴者が求めていたキャラとして成立していたタレントばかりだったのです。

山咲トオルは、ひな壇でカメラに映るたびにただ笑顔を振りまいているだけのキャラになってしまいました。

これでは他のタレントに迷惑がかかると考え、自ら休業を選択。

3年ほどメディアに登場しませんでしたが貯金も底をつき、マネージャーに

「お金がなくなったから仕事をください」とお願いしたようです。

しかしそう簡単に仕事があるわけでなく、山咲トオルは完全に芸能界から消えてしまったのでした。

そんな山咲トオルが芸能界に戻ろうとした時には、既にオネエキャラは飽和状態。

当然トークが苦手な山咲トオルなど、一切入る余地はなかったのです。

山咲トオル本人も、自信のおごりが原因で消えたという自覚があるようです。

2016年8月に放送された『しくじり先生 俺みたいになるな!!3時間SP』に出演した際には、面倒な仕事は断っていたことを暴露。

温泉番組などの肌を露出する撮影は嫌だと出演を断り、マネージャーと口論になったこともあったそうです。

また、『さんま御殿』の出演も断ったことがあるとカミングアウトし、共演者を驚かせました。

そんな過去の自分について、「完全に当時はおごりがあった」と語っています。

芸能界は人気商売なのに、その努力を完全に怠ってしまったと反省していました。

まとめ

その後山咲トオルは、2019年には月15万円の2DKの賃貸マンションに住んでいると明かしています。

また、一部報道では貯金が48万円になってしまい、切り詰めた生活をしているとも伝えられています。

時間があれば中学のクラスメイトが営む飲食店を手伝い、アルバイトのような生活をしているとも言われており、最高貯金額が6500万円だった時代から比べればかなり厳しい生活をしているようです。

そして現在は幼少時代を過ごした沖縄に拠点を移し、ローカル番組に出演しています。

また、千葉のローカル番組にも出演していることから、一定の需要はあるようです。

今後の活躍に期待したいですね。