結論

2017年に放送されたドラマ『奪い愛、冬』で、その怪演ぶりが話題になり、2020年に放送が始まったドラマ『M 愛すべき人がいて』でも話題になりました。

水野美紀さんの怪演ぶりがすごいと話題になっています。

4月18日からスタートしたテレビ朝日系ドラマ、『M 愛すべき人がいて』の第2話でトレーナー役で登場しましたが、彼女の鬼気迫る演技に視聴者は釘付けとなりました。

2017年にも同じテレビ朝日系列で放送した『奪い愛、冬』で怪演ぶりを披露し、いつしか「怪演女優」と呼ばれるように。

そんな水野さんについて、詳しくご紹介していきます。

プロフィール

水野美紀さんは1974年6月28日生まれの、香川県高松市出身です。

血液型不適合妊娠での出生で、生死の境を彷徨った彼女は自身の血液を半分抜き、輸血で一命を取り留めました。

小学6年の時に漫画『ガラスの仮面』を読み、舞台に憧れを抱いて中学1年の時に「第2回東鳩オールレーズンプリンセスコンテスト」に出場し準優勝。

これがきっかけとなり、俳優の大野しげひささんが社長を務める芸能事務所「グリーンプロモーション」にスカウトされ、芸能界デビューしました。


1992年には化粧品「コーセールシェリ」のCMで唐沢寿明さんと共演。

また、「スーパーストリートファイターⅡ」のCMにも出演しています。

1997年にドラマ『踊る大捜査線』に出演したことで知名度を上げていきました。

そして、2001年に『女子アナ』で連続ドラマ初主演を果たし、女優としての地位を確立していきました。

怪演っぷりがすごい!

水野さんは2017年に放送されたテレビ朝日系列のドラマ、『奪い愛、冬』でヒロインの元カレの妻を演じ、その怪演ぶりが話題となりました。

第3話では出かけたフリをして家の中に隠れていた妻役の水野さんが、忘れ物を届けにきたヒロインと夫がキスをした瞬間、「ここにいるよー!」と突然クローゼットから2人の間に飛び出してくるシーンがあります。

家にいるはずのない妻が突然飛び出してくる恐怖には、「まるでホラーだ」と大反響でした。

ヒロインの光には婚約者がいるのですが、突然目の前に現れた元カレに心が揺らぎます。

その結果ヒロインと婚約者、元彼とその妻の4人の壮絶な「奪い愛」を繰り広げるのです。

水野さん演じる蘭の常軌を逸した言動に、視聴者はホラー映画を見ているような恐怖にかられました。


水野さんは「オファーをいただいた時は、この役をやったらCMの仕事が来なくなりそうだなって。でも、今お芝居をするのが楽しくて」とコメントし、初めてのヒール役を楽しんでいるようでした。

そして2019年には『奪い愛、冬』の続編ともいうべき、『奪い愛、夏』がAbemaTVで配信されました。

水野さん演じるIT会社の社長・花園桜が小池徹平さん演じるイケメン社員桐山椿に、「1億円で私と結婚しなさい」と命じることから始まる、ドロドロの愛憎劇です。

このドラマでは前回を上回る水野さんの狂気が熱演されて、怪演ぶりがさらにパワーアップしていると評判でした。

この二つのドラマはテレビ朝日とAbemaTVとの共同企画ですが、ホラー映画を上回る恐怖感が話題となっています。

怪演女優と呼ばれていることについて水野さんは、「本当にありがたいことだと思っています。参加させてもらえる以上、最大限におもしろくできる方法はいつも考えていますから。遊べる役はやっていても楽しいですし、普通の主婦の役だと物足りなくなっている自分もいたりしますしね」と語っていました。

「怪演と爽やかな主婦の両方をやっていけたらな」と、仕事への意欲も見せていました。

ドラマ『M 愛すべき人がいて』でも怪演

2020年になって、水野美紀さんの怪演っぷりが三たび見られました。

4月25日に放送された『M 愛すべき人がいて』の第2話に、トレーナー役で登場した水野さんにネットが大いに盛り上がりました。

「やばい」「笑いが止まらない」「毎回出して欲しい」と、ドラマで大暴れする水野さんが話題になったのです。

このドラマは浜崎あゆみさんという歌姫が誕生するまでを描いた、小松成美さんの同名小説を原作としたラブストーリー。

主演を務める安斉かれんさんについては、こちらをご覧ください。

水野さんはニューヨークでのレッスンを命じられたアユのトレーナー、天馬まゆみ役で登場しました。


頭に帽子ならぬ大量の羽をつけた異様な姿で登場した水野さんは、ハスキーな声で「あなたがアユ?Are You AYU?」とヒロインのアユに声をかけます。

「ニューヨークってすごいですね!」と話し始めるアユに対して、水野さんは「Be Quiet!静かにしろ!」とピシャリとアユの言葉を遮り、「誰がSpeakしていいと言ったの?Nobody!誰も言ってない!」とジェスチャーを交えてあゆを叱ります。

この登場シーンに、「待ってました!」とファンは思わず声を出したのではないでしょうか?

相変わらずの炸裂ぶりに、ネットでも大きく話題になり、絶賛する声が後を絶ちませんでした。

中には英語混じりのセリフに、「ルー大柴か」という声もありましたが、「怪演女優」はますます元気にドラマを引っ張っていくようです。

次はどんなドラマで怪演っぷりを披露するのか、期待が高まりますね。

デビュー当時さんは清純派女優のイメージがありましたが、「怪演女優」という新しいジャンルを築いたこれからの彼女の活躍が楽しみです。