結論

以前から「声が変わった」「声がおかしい」と言う声も上がっていたのですが、公式発表では「高齢を理由とした本人からの申し出」としか明らかされておらず、体調不良については不明となっています。


皆さん、声優の増岡弘さんはご存知ですか!?

国民的アニメ『サザエさん』のフグ田マスオ役や、『アンパンマン』のジャムおじさんの声を担当していた方です。

しかし、8月いっぱいで両方とも降板することが決まりました。

その理由として、体調の異変が関係しているのではと噂されています。

プロフィール

【生年月日】1936年8月7日
【出身】埼玉県
【身長】167cm
【血液型】B型
【所属事務所】東京俳優生活協同組合


当初は舞台美術の仕事をされていたのですが、「これでは食べていけない」と思い役者に転向。

役者と並行する形で声優としても活躍し、テレビ草創期の頃から声優としてたくさんの仕事をこなしてきました。

すると声優としての評価が次第に高くなり、国民的アニメ『サザエさん』のフグ田マスオ役や『それいけ!アンパンマン』のジャムおじさん役の声を担当していることでも有名になっていきます。

その他にも、様々なアニメや映画の吹き替えを担当しているので、声優業界の中ではレジェンドとも言うべき存在でしょう。

しかし、2019年に入ってから体調が優れないことが多くなったことを理由に、担当していた役やナレーションを降板したことが話題になりました。

悲しいですが、2019年で83歳という年齢を考えるとしょうがないのかもしれませんね。

マスオ役の声優、交代

2019年8月6日、『サザエさん』のマスオさんの役と『アンパンマン』のジャムおじさんの役が交代することが明らかになりました。

いずれも増岡さんが担当しており、特にサザエさんは41年もの間演じていた役です。

降板理由は、「高齢を理由とした本人からの申し出」とのこと。

2019年で83歳という年齢を考えると、仕方がないのかもしれないですね。

彼の降板と同時に、新しい声優も発表されました。

マスオさん役は田中秀幸さん、ジャムおじさん役は山寺宏一さんが務めることになりました。

田中さんと言えば『宇宙戦艦ヤマト』の島大介や『名探偵コナン』の工藤優作、『ONE PIECE』のドンキホーテ・ドフラミンゴを演じた人です。

山寺さんは『ドラゴンボール』のビルスのほか、なんとアンパンマンでチーズ、カバオくん、かまめしどんの3役を演じており、今回の発表で同じアニメで実に4役を担当することになったのです。

今まで慣れ親しんだ増岡さんの声から新しい声に変わるので、最初は違和感が覚えてしまう人も多いでしょう。

以前、サザエさんの波平役が永井一郎さんから茶風林さんに変わった時も、少なからず視聴者から「違和感を感じる」と言う声も上がっていました。

それに関しては、仕方がないかもしれませんね。

体調に異変あり?

年齢を理由に担当の役を降板することになった増岡さんですが、一説では体調不良が原因なのではないかと噂されています。

以前から「マスオさんの声が変わった!」「マスオさんの声がおかしい」と言う声も上がっており、このタイミングでの降板発表は体調不良とも受け取れるでしょう。

また、増岡さんはフジテレビで放送されている『有吉弘行の正直さんぽ』のナレーションも務めていたのですが、7月頃に急きょ降板していたのです。

こう考えると、何かしら体調に異変があった可能性は高いですね。


しかし、現状では「高齢による降板」としか発表されていないため、体調不良が直接的な降板理由と決め付けるのは難しいです。

そもそも彼は2019年で83歳なわけですし、若い世代の人と比べると体調変化が著しいのは仕方のないことと言えます。

病気を患っていなくても、高齢であることを考えると同じパフォーマンスを維持するのは難しいでしょう。

そういう意味では、以前と比べて体調の維持が上手くコントロールできなくなってしまい、今後の活動に大きな支障が出ると判断したのかもしれません。

本人もプロの世界で長年活躍しているわけですから、自分の衰えを気付いているのかもしれません。

もしかしたら『正直さんぽ』のナレーションを降板したことを引き金に、担当している役を全て降板する判断をしたのかもしれませんね。

本当の真相は不明ですが、病気を患っていないと言えども体調が維持できない、という理由は可能性として十分に考えられます。

長年慣れ親しんだ声が変わるのは少し悲しいですが、増岡さんには残りの人生を自分のために費やしてほしいですね。