実弟で相方の千原ジュニアさんに「残念な兄」といじられる千原せいじさんは、その豪快な性格からデリカシーがないと思われがちですが、実は弟さんや家族に優しい男性のようです。しかし一方で、タトゥーが彫られているとも噂されています。

 お笑い界の大物にどんなタトゥーがあるのか、気になるところですね。彼ならではの数々の伝説と共に、タトゥーの噂の真偽を究明していきましょう。

プロフィール

本名 : 千原靖史(ちはら せいじ)
生年月日 : 1970年1月25日(48歳)
出身地 : 京都府福知山市
血液型 : O型
コンビ名 : 千原兄弟
相方 : 千原ジュニア
事務所 : 吉本興業

バラエテイ

日本テレビ『週刊オリラジ経済白書』
読売テレビ『浜田警察24時』
朝日放送『世界の村で発見!こんなところに日本人』

テレビドラマ

2000年 : NHK『ドラマDモード』
2004年 : 日本テレビ『警視庁鑑識課2004』
2010年 : TBS『塀の中の中学校』
2011年 : NHK『連続テレビ小説 おひさま』
2015年 : フジテレビ『新ナニワ金融道』

映画

1997年 : 岸和田少年愚連隊・血煙り純情編
2004年 : 機関車先生
2006年 : 松竹『花よりもなほ』
2015年 : ファントム・フィルム『at Home アットホーム』

CM

2011年 : ジュージア・エメラルドマウンテンブレンド『エメマンバトル』
2017年 : メルカリ フリマアプリ『本当は欲しかった編』


 福知山商業高校を卒業後、NSC8期生として入学した千原せいじさんは当時引きこもりだった弟の千原ジュニアさんを誘い、1989年にお笑いコンビ『千原兄弟』を結成します。

 その後紆余曲折ありましたが、1994年には『ABCお笑い新人グランプリ』第15回優秀新人賞、『上方漫才大賞第』29回新人賞などを受賞し、順調にファンを増やしていきます。

 人気者となってからは次第にバラエティー番組やドラマ、映画などに活躍の場を広げていきました。近年では飲食店を経営したり、ダンスホールを主宰するなど、多方面で活動しています。

タトゥーは本物!?

 芸能人の中には、ファッション感覚でタトゥーを入れている人が多いようですね。そのイメージからすると、体のどこかにワンポイントのファションタトゥーがあってもおかしくないのでしょう。しかし彼のタトゥーに関する画像を調べてみると、それは驚くべきものでした。

 背中一面にタトゥーが入っていたのです。背中だけではなく、腕にも赤や青のどぎつい色をしたタトゥーが上半身一面にありました。これはもうファンション感覚のタトゥーではなく、昔からある反社会的な人物が入れているような『刺青』の類と言えるでしょう。

 しかも、「どうだ」と言わんばかりの千原せいじさんの横顔はドスの効いた顔で、近づき難い印象です。誰もが引いてしまうような刺青を、本当に千原さんは入れているのでしょうか?芸人としてはマイナスイメージですよね。しかし、実はこの刺青は本物ではないのです。

 その証拠に、刺青が何も入っていない画像もありました。本物の刺青ならこんなに大きなものを消すことはできないでしょう。タネを明かすと、これはドラマの撮影用でした。2010年のスペシャルドラマ、『塀の中の中学校』に出演した時に入れたタトゥーペイントだったのです。

 ドラマの中でエリートの家庭に生まれながらも挫折し、テキ屋になった人物「小山田善太郎」を演じた時に背中に描いたものでした。本当の千原せいじさんの体にはタトゥーは入っていなかったのですね。事実を知ってホッとしました。

数々の伝説がヤバすぎる!

 デリカシーがないと言われながらも、本人はいたって人柄の良い男性です。人や動物ともすぐに打ち解けるというその卓抜とした社交性は、羨ましい限りですね。その性格を駆使して『世界の村で発見!こんなところに日本人』では世界中を飛び回り、日本にいることが少ないというせいじさんは、数々の伝説があるようです。

 例えば、マサイ族の取材に行った際には数十人の子供達が登場しました。「どれが自分の子供?」と聞くと、「ここは一夫多妻制なので全部私の子供です」と答えたそうです。すると、「自分、やるなあ!」と肩を組んですぐにマサイ族の人と意気投合。そして翌日からは、マサイ族を従えて先頭を歩くようになったといいます。

 また、野生のゴリラがせいじさんに自分の子供を見せに来たこともあったそうです。ゴリラは彼を仲間と間違えたのでしょうか?他にも若手時代、営業に行った際に乗った車が中古車でした。ジュニアさんはそれでも我慢していたのですが、我慢できないせいじさんは「なんでオイラがこんなボロ車に乗らなあかんねん!」と散々運転手さんに当たり散らしていました。

 数年後、せいじさんが結婚の挨拶で妻の実家を尋ねると、そこには当たり散らしたあの運転手さんがいたのです。その運転手さんはなんと、彼の妻のお兄さんだったのです。世間は狭いものですね。なおそう言った豪快なエピソードの他に、可愛らしい伝説もあるようです。

 暗所恐怖症で、幼い頃は1人で2階に行くのが怖かったと言います。「おい、お兄ちゃん二階に行くぞ」と弟のジュニアさんに声をかけ、手を引いてもらいながら2階に上がっていたのです。ジュニアさんが部屋を確認し、「誰も居てへんよ」と言うと安心してやっと部屋に入って行ったのだとか。

 あまりにも人懐こいところがあるので、デリカシーがないとか残念などと言われているせいじさんですが、その本心は優しい「お兄ちゃん」なのでしょう。引きこもりの弟を芸人の世界に誘うなど、面倒見の良いところもあるのです。多方面に活躍をして多忙なせいじさんですが、『千原兄弟』として味のある漫才もテレビで見てみたいものですね。