2016年に放送したNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』で、ヒロインのすみ役を演じた芳根京子さん。彼女は業界では「オーデション荒らし」と異名をとるほどの実力者として、一目置かれていたと言います。

 しかし実は中学2年生の時に難病を患い、それを乗り越えて女優デビューしたのだそうです。今でもその難病の後遺症が残っているという噂があります。彼女の難病に関することについて、明らかにしていきたいと思います。

プロフィール

 まずは、彼女のプロフィールをご紹介いたします。まだまだ多くのドラマやCMに出演されており、多方面に活躍されていることが分かりますね。

生年月日:1997年2月28日(21歳)
出身地:東京都
血液型:A型
身長:159cm
事務所:ジャパン・ミュージック・エンターテイメント

テレビドラマ

2014年:花子とアン
2015年:表参道高校合唱部!
2015年:探偵の探偵
2016年:べっぴんさん
2018年:海月姫

映画

2015年:幕が上がる
2015年:先輩と彼女
2016年:64ーロクヨンー全編/後編
2017年:心が叫びたがっているんだ
2018年:累ーかさねー

舞台

2015年5月:幕が上がる

CM

2013年:UNIVERSAL MUSIC GReeeeN「いいね」
2014年:セガサミーホールディングス セガミーグループ
2015年:JR東日本リテールリミテッド「NewDays」
2016年:アサヒ飲料「三ツ矢サイダー」

難病のギランバレー

 芳根さんは中学2年生の時に難病のギランバレー症候群を発症し、1年間休学したと言います。ギランバレー症候群とは、感染症やワクチン接種などにより発症する神経疾患の一種です。主な症状として足に力が入らなかったり、痺れたりするなどの神経症状が発生します。その症状は足ばかりではなく手や顔面、呼吸機能などにも影響が及ぶことがあります。

 そのため階段を上りにくく感じたり食べ物を飲み込みにくく感じる、あるいは呼吸困難に陥るなどの自覚症状が現れ、人工呼吸管理が必要になることもあります。発症率は10万人あたり、年間1〜2人ほどとされています。発症後90%の人が徐々に回復し、元の生活に戻ることができるのですが、ひどい場合は死亡例もあるほどの難病です。治療法としては血液の浄化をしたり、理学療法を使って歩行能力を維持します。


 芳根さんはこのギランバレー症候群で亡くなった人もいると聞いて、命の重みというものを改めて感じたと言います。そして、自分が生きているのは大勢の人のおかげだということをひしひしと感じ、自分を大切に生きて行こうと強く思ったと語ります。

 自分はこんなにも周りの人に支えられているのだと思い、そういう経験をしたからこそしっかりと自分を持とうと考えるようになったとも語ります。辛い闘病生活の中で、生きることのありがたさや命の尊さを誰よりも強く学んだのでしょう。貴重な経験がこれからの女優生活の財産となれば良いですね。

わきと足に後遺症!?

 彼女がギランバレー症候群を発症したことを告白してからというもの、わきと足に後遺症があるのではないかという噂が出ているようです。テレビで見たところ、そんな兆候は見当たらないのですが、本当でしょうか?

 先に足について調べてみると、彼女は難病を克服したあと、足がバカに早くなったそうです。学校の持久走では1位をとるほど、素晴らしい回復ぶりを見せていたのです。きっとリハビリを一生懸命にやった結果でしょう。

 その時は辛いことでも、やればやっただけ結果はついてくるものですね。もちろん彼女の人並みならない努力の賜物でもあります。なのに後遺症という噂は、どこからきたのでしょうか。よく調べてみると、それはNHK朝ドラの『べっぴんさん』のせいではないかと思いたちました。

 このドラマのオープニング映像で、ぎごちないスキップをしているのです。これについてはご本人がNHKのトークショーにて、「Mr. Childrenの『ヒカリノアトリエ』の曲に合わせてスキップのような歩き方をした」と語ることで触れました。

 「ルンルンと『歩いてください』との指示でしたもので、曲に合わせて歩くと自然と体が上下してしまうんです」と、スキップが出来ないわけではないことを訴えていました。「あれがスキップ?スキップできないの?」という声が視聴者から届いたことに対しての訴えでしたが、もちろん病気の後遺症ではないようです。

 わきがおかしいという噂は、難病にかかっていたという話からわきにも転移したのではないかという憶測から来たものでした。しかし、この病気は転移するものではなく、全くのでまかせだということがわかりました。大変な闘病生活を乗り越えて、今はすっかり完治して元気になった芳根京子さん。おかしな噂に負けないで、これからもますます活躍の場を広げていって欲しいですね。