結論

ピエール瀧被告がライブで着ていたケンタウロスの衣装を模したものを着たファンが、彼の保釈の時に現れたようです。そして保釈金については、逃亡の恐れがない事と捜査に協力する意思が認められた事で設定された金額のようです。


コカインを使用したとして逮捕・起訴されたミュージシャンで俳優のピエール瀧被告が、4月4日に保釈金400万円を納付して、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈されました。

その保釈時に、ケンタウロス姿の人が現れたと話題になっています。

ケンタウロス姿の人はいったい誰なのでしょうか?

また、安すぎると批判が出ている保釈金について、裏事情も調査していきます。

ピエール瀧、コカイン使用で逮捕

テクノバンド『電気グルーブ』のメンバーで、俳優のピエール瀧被告(51)が麻薬取締法違反で逮捕されたのは、3月12日のこと。

3月12日頃、東京か東京近郊でコカインを使用した疑いによるものでした。

逮捕後の関東信越厚生局麻薬取締部の調べに対し、「コカインを使用したことに間違いはありません」と容疑を認めています。

その後、東京都世田谷区にある自宅から押収された韓国のウォン紙幣1枚から、コカインの成分が検出されていたことが分かりました。

関東信越厚生局麻薬取締部は、彼がストロー状に巻いたウォン紙幣を使ってコカインを吸引していた可能性が高いとみています。

また、「自宅とは別に借りている都内のマンションでコカインを使用した」とも供述しており、13日にこの部屋も捜査しています。

さらに取り調べの中で、「ストレス解消のためにコカインを使った」「20代のころからコカインと大麻を使用していた」とも供述しています。

このことから、少なくとも20年以上はコカインや大麻を常習的に使用していたとみられています。

保釈された時に現れたケンタウロス姿の人

ピエール瀧被告の弁護士は4月3日、東京地方裁判所に保釈を請求。

翌日、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。

決定を受け、保釈保証金を即日で納付した彼が勾留先の警視庁東京湾署を出たのは、4月4日の夜。

東京湾岸署からスーツ姿で出てくると、集まっていたマスコミ関係者やファンに向けて、「この度、私ピエール瀧の反社会的な行為により、大変多くの皆様の方にご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を述べ、約30秒に渡って頭を下げました。

保釈の時には笑っているような場面もあり、「反省しているの?」と言った声も上がりました。

実はこの笑いの真相は、彼の保釈決定を知って東京湾岸署に駆け付けたファンの中に、ケンタウロスの着ぐるみを着た人物がいて、その姿を見たことで思わず笑ってしまったという事のようです。

ケンタウロスの着ぐるみは、被告がライブで着ていたものを似せて作ったもののようで、『瀧!!一からガンバレ!!』と綴られたボードを手に持ち、エールを送っていました。

保釈時に現れたケンタウロス姿の人は、彼のファンのようですね。

このファンについて、ネット上ではたくさんの声が上がりました。

おもしろがる人、称賛する人、さまざまな反応が挙がっていますが反面、麻薬取締法違反で逮捕・起訴されたというのに、過剰に擁護するのはいかがなものかとの声もあるようです。

保釈金が安い!?

冒頭でもご紹介した通り、ピエール瀧被告の保釈金は400万円でした。

この額について、「安すぎるのではないか?」と批判の声も上がっています。

保釈保証金(保釈金)は、身柄を釈放する代わりに公判への出頭などを確保するため、裁判所に預けるお金のことです。

その性質から、金額は保釈される人にとって没収されたくない、そのお金が返ってくるのなら刑を科される可能性があっても出頭する、と思わせる金額でなければなりません。

特別な資産がない人の保証金は、150万円~300万円前後になることが多いようです。

この金額は、一般的なサラリーマンの年収を400万円前後とした場合の額です。

このことを前提に彼の保釈金の額を見た場合、たしかに額が少ないようにも思えます。

ピエール瀧被告の年収は2~3億円とも言われており、世田谷にある自宅は4億円もしたとか。

その推定された年収から単純に計算すれば、1億円くらいにもなりそうです。

さすがに億を超えるとは考えにくいですが、400万円との差が大きすぎるのも確かです。

このことに関してマスコミ関係者の間では、「逃亡の恐れもないだろうし、『今後の捜査協力』や更生の意志が認めらたからなのでは」と推測されています。

そして、広く芸能活動を行なってきた瀧被告が捜査協力をするとなれば、その情報の価値は計りしれません。

この先彼の情報を元に、芸能界から次々と麻薬関係の逮捕者が出る可能性も否定できない状況のようです。

薬物依存はそう簡単には治るものではないでしょう。

そして、ピエール瀧被告が与えた芸能界への打撃は大き過ぎるものでした。

この罪を償うには相当の努力が必要となりそうです。

それに伴う賠償金も、大変な金額になると思われます。

彼の歩む道は茨の道がどこまでも続くことでしょう。

事務所からも契約を解除され、再び芸能界に戻ってくるのは難しいかもしれません。

しかしそれを待ち望むファンのためにも、麻薬を断ち切る努力をして欲しいですね。