結論

所属していたバーニングプロダクションという強大な事務所と独立する際に揉めたことで、一時的に消えてしまっていたようです。

『踊る大捜査線』などに出演して大ブレイクした、女優の水野美紀。

しかし、一時期はテレビなどで見かけなくなってしまった時期がありました。

彼女が消えた理由に迫っていきます。

水野美紀

1974年6月28日生まれの香川県高松市出身。いつまでも若いイメージがある水野美紀ですが、彼女もすでにアラフィフなのです。

中学1年生の時、「第2回東鳩オールレーズンプリンセスコンテスト」に出場して準グランプリを獲得。

これにより、芸能事務所にスカウトされて上京します。

芸能界入りした水野美紀は、当初はテレビCMや雑誌モデルとして活躍していました。


そんな中で注目を集めたのは、化粧品メーカー「KOSE」のルシェリという商品のCMでした。

当時彼女は18歳でしたが、このCMで「チューして!」と相手に迫るシーンが反響を呼び、その名前が一気に浸透したのです。

そして、さらに水野美紀の名前が知れ渡るようになったのは、1997年に放送されたドラマ『踊る大捜査線』です。

彼女のことを『踊る大捜査線』で知ったという人も多いのではないでしょうか?

消えた理由

『踊る大捜査線』で大ブレイクした水野美紀。

しかし2005年頃、30歳を過ぎた頃に彼女は長年お世話になった事務所、「バーニングプロダクション」から独立したのです。

『踊る大捜査線』の仕事を取ってきたのも当然ながらこの事務所であり、水野美紀にとってはとても大切な事務所だったはず。

しかし、この独立は決して円満なものではなかったようです。

バーニングプロダクションと言えば、芸能界でもかなり大きな力を持った事務所で、社長の周防郁雄は芸能界のドンとも言われていました。

水野美紀の独立というニュースは、本来であればワイドショーで大きく取り上げられてもおかしくないような衝撃情報だったはずなのですが、各テレビ局は周防郁雄からの圧力を恐れてなるべく取り上げないようにしていたと言います。

では、なぜ彼女は事務所から独立しようと思ったのでしょうか?

水野美紀は小学生のときに読んだ漫画『ガラスの仮面』に魅了され、女優になることを目指していました。

そしてバーニングに所属し、実際に『踊る大捜査線』などに出演して夢であった女優業に邁進していっているように見えました。

しかし、水野美紀はどちらかというとキレイ所のような感じの女優ではなく、アクション女優として活動していきたいと思っていたようです。

実際にこれも幼少期から夢見ていたことであり、小学6年生から中学まで数年間、近所の少林寺拳法に通っていた経験があります。

その後、2008年に映画『ハード・リベンジ・ミリー』、2009年に映画『さそり 蠍子-SASORI-』に出演。

いずれもアクションを取り入れた映画で、まさに彼女が目指していた役柄だったのです。

しかし、バーニングプロダクションはあくまでも美形の女優として水野美紀を売り出そうとしていました。

水野美紀も、芸能界で強大な力を振るうバーニングに対して自分の信念を決して曲げようとせず、両者の考えの溝は埋められないものとなり、独立という流れになったようです。

その後水野美紀はしばらくの間、バーニングに所属していた時ほどテレビで見かけなくなり、消えたと言われるようになります。

また先ほどもご紹介したように、決して円満な独立でもなかったので、傍から見れば巨大事務所の圧力によって干されたと思われるような形になってしまったのでした。

また、彼女が消えたと言われる理由はこれだけではないようです。

『踊る大捜査線シリーズ』に加え、人気怪獣映画『ガメラ』や『サラリーマン金太郎』など、数々の作品に出演していた水野美紀。

そんな多忙ぶりについて、彼女は自分の実力だけで手にできたと思い込んでいた節があったようです。

しかし実際のところ、そうした数々の仕事は所属していたバーニングのスタッフ、いわば芸能界の表舞台には出てこないような裏方の人たちが、彼女を売り出すために持ってきたものだったはずです。

そんな中で自分の力を過信して独立した結果、余計にバーニングとの溝が深くなり、圧力によって干されたと言われているのです。

水野美紀が独立したのは2005年ですが、2005年と2006年にはドラマや映画の出演が1本もありませんでした。

まさに消えた状態となってしまったのです。

まとめ

いかがでしたか?

バーニングという事務所は、その強大さゆえに黒い噂も絶えないのですが、水野美紀との一件についても深い闇を感じるものがありましたね。

しかしその後、水野美紀は徐々に人気が復活していきました。

その背景として、どうやら水野美紀はバーニングの社長に謝罪したようです。

かつてお世話になった事務所と和解したおかげで、『踊る大捜査線』最終話の映画にも出演できたと言われています。

そこから水野美紀の人気はV字回復。

2017年、『奪い愛、冬』というドラマに出演するのですが、そこでの怪演ぶりは大きな話題になりました。

若い頃とは大きくイメージが異なるヒール役、クローゼットから飛び出てくるシーンは多くの視聴者にトラウマを植え付けて話題になりました。

その後、この『奪い愛』シリーズには度々出演し、その怪演ぶりで多くのファンに衝撃を与えました。

一時期は自分の力を過信するあまり、強大な事務所と揉めてテレビから消えてしまった水野美紀

紆余曲折ありながらも復活した、これから五十路に差し掛かる水野美紀の更なる活躍に期待したいですね。