元々農業大学をで卒業していることから農業に興味があり、世界情勢で芸能活動が思うようにできなくなったことをきっかけに農業を始めるようになりました。
2012年にドラマ『理想の息子』でデビューしてから、数々のドラマや映画に出演している、俳優の工藤阿須加さん。
イケメンの実力派人気俳優として活躍していますが、幼少期にはプロのテニスプレイヤーを目指していました。
小学生の頃からテニスを始めた工藤阿須加さんは、高校進学の際にもプロを目指し、テニスの強豪校に進学しています。
しかし、高校1年生の時にオーバーワークで右肩を痛めてしまい、プロへの道を断念。
その後の進む道を決めるキッカケとなったのが、
「奇跡のリンゴ」という一冊の本でした。
それを読んで、東京農業大学への進学を決意。
そして、大学に進学した1年後には芸能界に入っていた工藤阿須加さん。
芸能界に入ることを決めたキッカケは、お父様の言葉でした。
彼のお父様は、2016年から2021年まで福岡ソフトバンクホークスの監督を務め、
チームを日本シリーズ4連覇へと導いた元プロ野球選手の工藤公康さんです。
当初は俳優になりたいと言った時、お父様には強く反対されたそうですが、
「これから社会に出ていくことになる。1人の男として自分の人生を決めなさい」
と言われたことで今後の道を真剣に考え、覚悟を持って芸能界に進むことを決意したそうです。
大学を卒業した後は芸能界で活躍を続けていた工藤阿須加さんですが、2021年から農業への挑戦を始めました。
今回は工藤阿須加さんの、農業に関するエピソードを中心にご紹介していきます。
俳優と農業
『有吉ゼミ』という番組で、工藤阿須加さんが農業を始める様子が放送されたことがありました。
実はさらにその前から、農業を始めるために動き出していた工藤さん。
農業高校を卒業している工藤さんは、18歳のころから
「時間に余裕ができたら農業をやりたい」と考えていました。
「俳優になっていなければ農家になっていた」とインタビューで答えていたほど。
俳優として活躍したことで農業への時間が取れない状況でしたが、
2020年ごろから世界中で流行したウイルスの影響で芸能活動がなかなかできなくなった事がキッカケとなり、
農業を始めまることに。
自分の考える条件に合う農地を日本各地で探し回り、
「山梨県北杜市」に農地を見つけました。
井上農場の1画を年間5万円で借り、借りた農地の近くに通って作業できるよう、月5万円の家も借りています。
俳優業などで忙しく、畑に来れない時もあるため
「家族みんなで農業できるように協力する」とご家族と約束もしているそうです。
ずっと考えていた事を見事に実現した工藤阿須加さん。
実は小さいころは体が弱く、お母様やお祖母様が食事などで強い体になるように、食べ物に気を使ってくれていたそうです。
また先ほどもご紹介した通り、お父様もプロ野球選手だったので、
体に気をつけていて農園の方と知り合う機会も多く、さまざまな話を聞いていたそうです。
その影響か、小さい頃から食や野菜に興味があったのだとか。
ちなみに工藤阿須加さんのお母様は栄養士でもあります。
お父様の工藤元監督も、体調を崩した時には阿須加さんお母様、つまり自身の奥様の料理によって体質改善していったとのこと。
工藤阿須加さんが俳優の道を選ぶキッカケとなった
「一人の男として自分の人生を決めなさい。」というお父様の言葉。
農家の道も考えていた工藤阿須加さんでしたが、
「誰かのきっかけになりたい。それを最も叶えられるのが、俳優じゃないか」
という気持ちがあり、そのお父様の言葉によって背中を押され、俳優を目指しました。
工藤阿須加さんはインタビューで
「父のお陰で大きな覚悟ができた。悩んだりすることはあっても、辞めたいと思ったことは一度もないです」
と語っています。
子供の頃から工藤家では、お父様が絶対的な権力を持っていました。
そんなお父様から言われた言葉を受け、考えた結果俳優への道を選んだのです。
そしてだからこそ、俳優と農業を両立させる道を選んだのかもしれません。
工藤阿須加さんさんは休みがあると、日帰りになってしまう場合でも畑に通っていて、仕事で2〜3週間行けない時には兄弟に頼んでいるそうです。
最初の野菜を収穫した時には自然に生かせれている感覚になり、この環境を大事にしていかないといけないと感じたそうです。
将来的には、住民票を移すことも視野に入れている工藤阿須加さん。
今は周りの農家さんに迷惑が掛からないようにと、工藤さんは育てる品種にしても自分で手入れできる範囲の数だけ育てているようです。
これまでにダイコンを3種類、ホウレンソウ、春菊などを育てました。
収穫した野菜は、工藤阿須加さん自身が店頭販売することもあるそうです。
2022年は、トウモロコシ2,000株の栽培を考えているとのこと。
まとめ
いかがでしたか?
絶対的な存在だったお父様の影響をたくさん受けている工藤阿須加さん。
子供の頃から野球をやっていた工藤公康元監督は、礼儀にとても厳しかったそうです。
挨拶や人に迷惑を掛けないこと、時間を守ることなど、当たり前のことですが子供の頃から徹底的に指導されたとのこと。
そして、高校生の頃に俳優の夢を打ち明けた時には、
「お前には人前に出る覚悟が足りない」と言われ、反対されました。
20歳になり、改めて「俳優を目指したい」と話したことで許してもらえたそうです。
厳しく育てられた工藤阿須加さんですが、「おかげで真っ直ぐな性格になった」と明かしています。
そんなふうに、5人兄弟の長男として育った工藤阿須加さんですがとても家族仲が良く、
プロゴルファーとして活躍している妹の工藤遥加さんのSNSには、兄妹の写真が度々投稿されています。
俳優業だけでなく、農業を始め、二足のわらじで大忙しな工藤阿須加さんですが、覚悟もって取り組んでいるため、何事もやり遂げてくれそうです。
特に農業については、今後も要注目かもしれません。