結論

ピエール瀧容疑者がコカイン使用で逮捕され、石野卓球さんがソロで出演する予定だったイベントが中止したこと受けての「だとよ」ツイート。その他、ピエール容疑者に関する石野さんのツイートに、坂上忍さんが批判的意見を述べたりしました。

ピエール瀧容疑者が、コカイン使用による麻薬取締法違反の疑いで、3月12日に逮捕されました。

これを受けて、彼が所属する「電気グルーヴ」の相方である石野卓球さんが23日に出演予定だった、北海道倶知安町のイベントが中止になりました。

石野さんはツイッターを更新し、中止のお知らせと共に『だとよ』と言う3文字を呟きました。

この『だとよ』発言が話題となり、お昼の情報番組『バイキング』の司会を務める坂上忍さんも番組上で触れています。

『だとよ』発言に織り込んだ石野さんの思いや、それ受けての坂上さんの反応などをまとめてみました。

プロフィール

石野卓球さんは1967年12月26日に、静岡県で生まれたテクノミュージシャンです。

『電気グルーヴ』は静岡学園高校時代に知り合った、ピエール瀧容疑者と結成しました。

数回のライブを経た後に、ソニーレコードのTrefortレーベルよりメジャーデビューを果たしています。

またソロ活動も行い、欧州を中心とした海外活動も盛んで、1998年にベルリンで行われた世界最大のテクノフェステバルで、100万人の聴衆の前でプレイもしています。

活動の本体である『電気グルーヴ』やソロ活動以外に、ほかのミュージシャンとコラボすることも多くウェストバム、マイク・ヴァン・ダイクさん、フランク・ムラーさん、小山田圭吾さん、岡村靖幸さんたちとコラボしたことがあります。

ちなみに芸名の「卓球」は、中学時代の部活動から取ったものです。

運動部に所属すれば自転車通学が許されるために所属したもので、「卓球部員」とは名ばかりで幽霊部員だったとのこと。

ツイッターでの「だとよ」発言

ピエール瀧容疑者が逮捕された翌日の3月13日に、所属事務所は謝罪コメントを発表しました。

さらに、3月15〜16日に開催を予定していた電気グルーヴの30周年ツアー公演の中止、所属レコード会社によるCDなど関連商品の出荷停止や回収などを発表しました。

それだけでは済まず、石野卓球さんがソロで出演予定だった、23日に北海道倶知安町でのイベントも中止となりました。

問題の石野さんの『だとよ』発言は、こうした流れの中での「石野卓球Pump it出演中止のお知らせ」の発表ツイートを引用リツイートする形で呟いたものでした。

『だとよ』とたった3文字のツイートでしたが、ファンの間では「呟いてくれて良かった」「呟いてくれただけでも嬉しい」と言った彼を気遣う声が多く上がりました。

このツイートは、一見憮然とした態度のようにも見受けられます。

事務所の対応に対して、怒りを感じているようにも思えます。

もともと、石野さんがソロで出演する予定だったイベントを、中止する必要があったのでしょうか?

そのことを暗に訴えているようにも取れます。

彼のファンの中にも、納得いかない人は多いようで、「石野さんは何も悪くない」「卓球ソロ名義なのに自粛しなくても良いんじゃないか」というツイートも多く見受けられました。

石野さんはピエール瀧容疑者が逮捕されたことに、大きなショックを受けていたと言います。

周囲の人たちとも、終始神妙な態度で接しているようです。

そのため『だとよ』発言は、あくまでも石野さんとしてのキャラクターではないかと言う見方もあるようです。

どちらにしてもたった3文字で、ファンを安心させたり泣かせたりする彼のツイートには、奥深いものがありますね。

坂上忍がツイートに対して・・・

『だとよ』ツイートをした後には、漫画の吹き出し部分で本来は「瀧」となっていたところを「容疑者!」に変えた画像をツイートした石野さん。

このことは、お昼の情報番組『バイキング』が取り上げました。

司会を務める坂上忍さんはこうしたツイートに対して、「これは何?よくわからないけどブラックジョークみたいなもの?」と苦笑しながらコメンテーターたちに意見を求めました。

さらに、「何が社会人だ、ロックなんだよって気持ちかもね」と、彼の気持ちを推し図るような場面もありました。

そして、「ピエールさんの相方と考えた時に違ったアプローチをしないと納得を得られないし、納得させようという気もないからこういうツイートをしているのかもしれませんけど」と、批判するようなコメントも投げかけました

また、ピエール瀧容疑者が保釈された時に投稿した際には、「えー!?死刑じゃないの?」「早く瀧に会いたいなー」というツイートを投稿した石野さん。

これに対しても坂上さんは言及し、「本人がスーツを着て出てきている時にこれってプラスになるの?瀧さんに対してマイナスになるようなことはすべきでない」と持論を展開し、他の共演者も坂上さんに同調するような雰囲気でした。

これに対して石野さんのファンからは、「誹謗中傷の領域だ」「電気グルーヴや卓球さんのことを全くわかっていない。的外れすぎる」と批判が殺到しました。

当の石野さんも、「今やTVじゃバカか老人しか誘導できないよ」とツイートしています。

確かにこんな時には、自分が正しくとも「ご迷惑をおかけしました」と挨拶するのが大人の常識かもしれません。

しかし、それでは石野さんらしくなくなってしまうのでしょう。

彼は彼なりに、今回の電気グルーヴとしての不祥事を厳粛に受け止めているのです。

それだけで良いのではないかというのが、おおよその彼のファンの考え方なのかもしれません。

それにしても今後、「電気グルーヴ」としての活動はどうなってしまうのでしょう?

2019年でめでたく30周年を迎えるはずだった、電気グルーヴのスケジュールは白紙になってしまいました。

ストレスを発散するために使った薬物の代償は、償いきれないほど大きなものでしたね。