仮面女子のメンバーである猪狩ともかさんは、アイドルの中でも下積みの長い方で、人一倍の努力の末に今の地位を射止めた頑張り屋さんです。管理栄養士の資格も得ていて、よく仮面女子のメンバーにお弁当を差し入れていた一面もあったそうです。
また野球が好きで、特に西武ライオンズの大ファンという活発な性格も持ち合わせています。2017年には念願だった西武ドームでの始球式を務めました。そんな彼女の夢は大好きな西武ドームでライブをやること。
しかし、その夢は突然彼女を襲ったある悲劇によって遠のいてしまいそうです。2018年4月に、彼女はあり得ない事故に見舞われてしまったのです。
プロフィール
生年月日:1991年12月9日(26歳)
出生地:埼玉県
身長:153cm
職業:アイドル、歌手
事務所:アリスプロジェクト
猪狩さんは2014年5月からアリスプロジェクトに所属し、スライムガールズのメンバーとして芸能活動を開始します。その後スライムガールズを卒業し、上位ユニットであるOZに加入します。
2015年には、10周年を迎えたアレアレアの新たな試みとして誕生した、『アレアガールズ』に加入しますがやがてそこも卒業。2017年2月にはスチームガールズに昇格します。
こうしてみると、猪狩さんがいかに努力家だということがわかりますね。デビューから着実に上位ユニットに昇格していきました。
事故現場はどこ?
そんな頑張り屋さんな猪狩さんを襲った事故は、2018年4月11日に起きました。東京都文京区湯島一丁目にある、『湯島聖堂』の脇の歩道を歩いていた時のこと。
突然、案内板が強風により倒れてきたのです。直撃を受け、腰の骨を折る大怪我を負ってしまいました。その日は、最大瞬間風速23.2メートルの強風が吹いていたとされます。
その強風に耐えききれず、横3.5メートル、縦2.8メートルの巨大な案内板が倒れたのです。しかしいくら強風とはいえ、湯島聖堂の敷地内にあった案内板が突然歩道側に倒れてくるなどとは誰が想定しているでしょう?
看板の重さは、通りがかった人たち数人がかりでやっと持ち上げられるほどだったと言います。この事故で、脊椎損傷による両下肢麻痺となってしまったのです。
看板の会社
湯島聖堂は江戸幕府第5代将軍の徳川綱吉によって建設されたもので、中国の思想家の孔子を祀っています。後に幕府直下の学問所となり、日本の学校教育発祥の地とされています。
湯島天神と共に年間を通じて合格祈願をする受験生が多く訪れるところで、現在は公益財団法人斯文会が運営・管理をしています。看板を建てたのは30年ほど前のことで、今となってはその会社がどこなのかは分かっていないようです。
しかし、湯島聖堂の敷地内の案内板ということで、事故の責任は湯島聖堂にあるということになります。強風が原因となったのは確かですが、老朽化した案内板を手直ししなかった湯島聖堂にも非があると取られても仕方がないでしょう。
責任と賠償について
強風で案内板が倒れたということなので、『自然災害による損害』ということも考えられます。案内板が少々傷んでいたとしても、これまでの日常で倒れることのなかった看板が強風という予期せぬことで倒れてしまったということであれば、『自然災害』として見なされるかもしれないのです。
しかし、老朽化した看板をそのままにしておいた湯島聖堂に、全面的な責任があることも否めないとされます。猪狩さんが負った脊椎損傷の等級は、一番重い1級とされています。その賠償額については、両下肢麻痺ということで労働力を100%奪われたと判断され、そうした場合は一般の女性でもかなり高額な賠償金になると予想されます。
猪狩さんの場合はアイドルということで、過去の収入次第ではより高額な金額になると考えられています。将来的な収入を奪われたことや、介護費や慰謝料などを合わせれば、1億円を超える額になる可能性もあると言う意見もあるのです。
湯島聖堂は公益財団法人として国の管理下にあるので、賠償金を支払うということになれば国が支払うことになるのでしょうか?湯島聖堂の担当者は、「現在弁護士を通じてお互いに協議中なのでお話しできない」としています。
1年ぶりの始球式⭐️⭐️
惜しくもノーバウンドは叶いませんでしたが、スタンドからのともかコール本当に嬉しかったです。
夢のような時間を過ごせて一瞬一瞬全てが宝物です。このような機会をくれて心から感謝します。
3度目の正直!再リベンジしたいです!
たくさんの応援ありがとうございました📣✨ pic.twitter.com/5QdkJdOz4o— 猪狩ともか(仮面女子) (@igari_tomoka) 2018年9月9日
この事故で5ヶ月半の入院生活を余儀なくされた猪狩さんですが9月26に退院し、再び笑顔を見せてくれました。しかし、車椅子に乗ったその体は痛々しいものがありました。それでも「ここからが本当の頑張りどき。明日からも笑顔で頑張ります」と努力家らしく前向きに語ってくれました。思わず「頑張れ!」と応援したくなりますね。