堀ちえみさんの病院は、特定はできませんが文京区の茗荷谷に住んでいることから、その近辺にある順天堂病院の可能性が高そうです。また誤診については、リウマチ治療のために飲んでいた薬が影響していました。
歌手でタレントの堀ちえみさんが、舌がんだと公表した時には驚いた人も多かったと思います。
その後、2月22日に11時間にも及ぶ大手術を終え、3月に無事に退院しました。
しかしその喜びもつかの間、今度は食道がんであることを公表しました。
心配が絶えませんが初めに患った舌がんについて、その経緯やかかった病院などを調べてみたいと思います。
堀ちえみ 食道がん手術終了「進行がんではなく」 https://t.co/8prlkpw1rr pic.twitter.com/GtPJhhtnAJ
— ポリポリ (@OVB2KuBG4laIYb5) 2019年4月16日
がんとの闘い
堀さんが異常を感じたのは、2018年の夏だったそうです。
その時は舌がんだとは知らず、舌の裏側に口内炎ができたものと思っていたのだとか。
塗り薬や貼り薬などを使用しましたが、治らず痛みは増していくばかりでした。
11月になっても少しも良くならず、掛かりつけの歯科医で診てもらい、レーザーで焼いてもらったりもしました。
しか、症状は良くなるばかりか、舌の側面に固いしこりができてきたのです。
年が明けても症状は酷くなるばかりでしこりは増え、舌に激痛が走るまでになってしまいました。
こうなると食べ物を食べても染みるようになり、夜寝ている時さえも痛みで目が覚めてしまうように。
口内炎であることに疑問を感じ、自分でスマホで検索した結果、舌がんの疑いが浮上するように。
急いで大学病院へ行って診察を受けると、主治医の先生から悪性の舌がんの可能性が高いという診断を受けました。
恐れていた舌がんという診断結果を得て、堀さんはきっと頭が真っ白になったことでしょう。
しかし彼女のブログを見ていくと、冷静に主治医の話を聞くことができたようです。
ある程度覚悟ができていたのかのかもしれないと、彼女はブログに書き綴っています。
病院はどこ?
こうして堀さんは入院して手術に向かうわけですが、それは左首のリンパにも転移していたステージ4の舌がん。
舌の6割を切除して太ももの皮膚を移植し、同時に転移した左首のリンパ節も摘出するという、11時間にも及ぶ大手術でした。
この手術は、口腔外科と形成外科のチームによって行われた手術です。
彼女のブログにはただ大学病院としか書いてありませんが、どこの病院で行なったのでしょうか?
堀さんは、文京区の茗荷谷に住んでいるとされます。
そこから推察して自宅に近い大学病院で探してみると、候補は3つほどになります。
東京医科歯科大学病院、東大病院、順天堂大学病院です。
東京医科歯科大学病院のホームページによると、この病院は口腔外科で取り扱う口腔がん患者数は年間約240名の実績があり、日本トップクラスの症例数だと言います。
また、東大病院も口腔がんの治療に重きを置き、形成外科という分野は日本で最初にできたという歴史のある病院です。
順天堂大学病院にも口腔外科があり、形成外科も揃っているので堀さんのブログに書いてあるような両スタッフの合同チームでの手術も可能であると思われます。
3つのうちどこの病院も十分な治療や手術ができ、信用のおける病院といって良いでしょう。
舌がん治療の実績で見ると、多い順に東京医科歯科大学病院、順天堂大学病院、東大病院となっています。
そのうち最も濃厚な病院は、順天堂病院ではないかと言われています。
彼女の家に近いというのが大きな理由のようですが・・・。
病院名を明らかにすると、ファンやマスコミが殺到してしまうという弊害もあるので、なかなか公表はされないでしょう。
誤診!?
ところでネット上では、堀さんの病状について誤診ではないかと疑う声が多くなっています。
堀ちえみさんのニュース どう聞いても歯医者の誤診じゃん… てか口内炎をレーザーで焼く??聞いたことない 癌をそんなことしたら悪化するのは素人だって分かるよね?
— つき (@tsuki_shiro11) 2019年2月19日
7月に出来た口内炎11月でも治らないって変でしょ。話聞いてた、受診してた医療機関クズ。ガン焼くとか。無能すぎる
— !!!!! (@usooonnn) 2019年2月19日
ツイッターにはこんなつぶやきが数多くあります。
舌がんへの経緯をもう一度見直してみると、もっと早くガンに気がつけたかもしれません。
最初に口の異変に気がついたのが、2018年の夏でした。
口内炎ができたと思って、掛かりつけの病院で塗り薬や貼り薬、口内炎に効くというビタミン剤を処方されています。
しかし、それでも口内炎は悪化するばかりで痛みに耐えきれず、今度はこれまた掛かりつけの歯科医に行ってレーザーで口内炎を焼く、という治療方法を取っています。
この過程で初めに行った病院で口内炎ではなく、舌がんであるという診断をしていれば早期発見ができたかもしれません。
また、次に行く歯科医でも舌がんの疑いを持ってくれれば、ここでも早期発見ができたはずです。
しかし歯科医は口内炎だと思い込み、レーザーで焼くというガンにとっては最も悪い治療法を取ってしまいました。
口腔がんは『希少ガン』と言われていて、ガン全体の1〜2%程度であり、そのうちの舌がんはさらにその内の6割程度というほど数少ない病気なのです。
その舌がんを、街の歯医者さんが見分けるのは不可能に近いのかもしれません。
では最初の病院では、なぜ舌がんを見落としてしまったのでしょうか?
それには不幸な偶然が重なっていたのです。
堀さんは2016年ごろから、リウマチを患っていました。
このリウマチを治療する薬の中に、副作用として口内炎を起こすものがあるのだそうです。
このことから掛かりつけの病院は、薬の副作用が出たのだと判断してしまったのでしょう。
処置としては、しばらくリウマチの薬をやめるというものでした。
しかしどうやっても回復しないので、結局自分で調べて舌がんなのではと思いあたり、大学病院へ行ったのです。
そこで初めて、ご自身が心配した通りに舌がんだと判明したのです。
最初に口の違和感を覚えてから、すでに半年が過ぎてしまいました。
その間にステージ4の舌がん(左舌扁平上皮がん)になってしまったのです。
初めの診断が誤っていなければ、ステージ4にまでなることはなかったかもしれません。
しかし彼女は、「私は負けません。力いっぱい闘って必ず戻ってきます」と力強く語り、その言葉通りに無事に大手術を終えたのです。
7人の母としての頑張りが、そこには見られました。
しかし3月末に退院したのもつかの間、再び試練が待ち受けていたのです。
4月15日に、今度は食道がんであることを公表しました。
翌16日に手術をしたのですが、こちらは早期発見が幸いしてステージ1でした。
舌がんの時ほど大かがりな手術ではなく、入院も1週間ほどで済むとのこと。
舌がんと同じ扁平上皮がんだということで転移していたのかと考えがちですが、そうではなく全く新しいガンの発見だということです。
前回の入院中の検査でわかったことで、「普通なら見過ごしてしまう位置にあったので検査を受けてラッキーでした」とあくまでも前向きな堀ちえみさん。
今度こそ本当に健康になってほしいですね。